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クレイジーケンバンド横山剣「 今なら心から言える……俺の話を聞け!」

音楽活動のみならず、車やバイクなど趣味の方面でも全力で楽しむ。「“出がらし”になっても最後の1滴まで絞り切りたい」と語るクレイジーケンバンド(以下、CKB)横山剣。インタビューの最後は、趣味の話から、年齢を重ねたことによる境地まで。「俺の話を聞け!」と言う、剣さんの金言を、じっくり聞きましょう! 【1本目】⇒「男子中学生の生理現象みたいに、出したいから出す!楽曲をね」64歳にして伸び盛り、クレイジーケンバンド横山剣の生き様 【2本目】⇒「いつ死んでもいいやって目一杯飛ばしたい」クレイジーケンバンド横山剣、タフでいるための秘訣とは yokoyamaken08

中年以降は熱中できることがひとつあればいい

──剣さんは音楽活動以外にも、クラシックカーやレースなど趣味の方でも精力的です。 横山:先日も筑波サーキットで走ってきましたけど、これは56歳から始めてハマってしまいました。年甲斐もなくと思われるかもしれませんが、昔はやりたくてもできなかったものを取り返すような感覚なので、年齢関係なくなっちゃうんですよ。今更とか、そういうことも考えない。どうせ死んじゃうからもうやりたいようにやるっていう。 ──「どうせ死ぬ」という考え方は逆に前向きでいいですね。SPA!世代からも「趣味を持ちたいのにやりたいことが見つからない」という声を聞きます。 横山:でも考えてみると、人生でそんなにやりたいことなんてないんですよ。僕の場合は、車とバイクと音楽があればもう大丈夫。以前は「やりたいこと」がよくわからなかったけど、まずやってみて、好きなこと/続かなかったことがわかってきた。こういうのは無理にやる必要がなくて、盆栽でも奥さんでも、それぞれに熱中できるものがひとつだけでもあればいいんじゃないかと思いますけどね。