いつもダルい人に、医師がすすめる「週末プチ断食」。なぜ“劇的に回復”するのか

知らず知らずのうちに隙間時間を埋められ、平日は「24時間、戦えますか」状態の現代人。しかし、休日に寝ているだけでは、疲労は蓄積するばかり。“休み下手”な日本人の溜め込んだ疲労を吹き飛ばす休養法を手に入れ、「休む」を改革せよ!

たった5㎝の内臓を死守せよ

土日で回復する[最強の休息法]「断食はダイエット効果だけではありません。老廃物や毒素を排泄し、内臓を休ませることで、体の各機能がリセットされ、正常稼働→劇的回復に繫がります」 そう断言するのは、疲労をテーマにした著書を数多く上梓している循環器専門医の杉岡充爾氏。断食の大きな目的の一つは、たった5cmの内臓“副腎”を休ませ、メンテナンスに専念する時間をつくることだと説明する。 「“ホルモンタンク”といわれる副腎。抗ストレス作用のあるコルチゾールを分泌させ、さまざまなストレスから私たちを守ってくれています。ただ、さまざまなストレスのために分泌量が増えすぎて副腎が疲弊すると、慢性疲労をはじめ、心筋梗塞やうつ病などの病気を誘発します。 そして、揚げ物や麺類など、血糖値を上昇させる食べ物はコルチゾールの消費が物すごく多い。つまり、ホルモン消費量を抑制できる断食は、副腎を守り、慢性疲労の予防にも繫がります」

杉岡氏のオススメ断食法は…