情報過多で真の評価を知ることの難易度が上がる昨今、圧倒的な試行回数と経験から独自の評価を導く“変態”たち。そんな彼らが今までひた隠しにしてきた究極の逸品を選んでもらった。 今回は年間200本以上のAVを鑑賞するAVソムリエにエロいいAVを聞いてきた。 「AVって女のコが本気でSEXを楽しんで、“性欲”を解放しているのを垣間見られるのが醍醐味だと思うんです」 そう話すのはAVソムリエとして年間200本以上のAVを観賞するくろがね阿礼氏だ。氏が「エロいいモノ」として挙げるのは塔乃花鈴の禁欲作品や、ベテラン女優美咲かんなのデビュー作など。 「AVはある程度、台本ありきで進むもの。ですが、稀に『このコはSEXなしには生きられないんじゃないか……』と画面越しに感じるくらい性欲がみなぎっているAV女優がいるんです。フェラを玉舐めから始めたり、騎乗位で自分からスポットに当てている所作から、エロの研鑽を積まなければたどり着けない境地にいるのがわかります。彼女たちのプレイは『SEXは男主体のもの』というイメージを覆し、女のコにとっても価値があるものと肯定してくれる。だから、彼女たちの全力で感じるプレイは、男の人生の答え合わせでもあるのです」 しかし、なぜこれほどAVに心酔するに至ったのか。