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二郎系ラーメンで脳内麻薬「β-エンドルフィン」が出る!? ピンチを幸福感に変える技術

多忙すぎる仕事に、些細な家庭問題、複雑化する人間関係の構築と現代社会はストレスフルな要因に取り囲まれている。そんな窮地を救うのが「脳内麻薬」だ。ストレスを軽減し、やる気とリラックス効果を生む……。日常生活のちょっとした行動で脳汁を出す100の方法を紹介! 今回は体を戦闘モードに変化させるβ-エンドルフィンの生み出し方について解説していく。

苦痛の緩和と極限の集中力を生み出すβ-エンドルフィンとは?

日常で[脳内麻薬を出す]方法100危機的な状況で分泌され、鎮痛効果やストレス軽減、集中力アップをもたらす。ドーパミンなど他の精神物質との相乗効果を発揮しやすい。

ピンチに際して溢れ出す苦痛の緩和と極限の集中力

日常で[脳内麻薬を出す]方法100

樺沢紫苑氏

麻酔なしで外科手術が受けられるほどの鎮痛効果を持つと言われるのが、β-エンドルフィンだ。精神科医の樺沢紫苑氏はこう説明する。 「平たく言えば、死に際など窮地に立つと分泌される物質です。わかりやすいのは、ボクサーが試合中に殴られても痛みを感じず、試合終了後、時間差で激痛に襲われる現象。それから雪山で遭難した登山家が、幻覚を見るのもβ-エンドルフィン効果です。死の恐怖や苦しみを紛らわすため、多幸感や恍惚感でカムフラージュしているのです」
日常で[脳内麻薬を出す]方法100

※画像はイメージです

ピンチに際して放出される物質といえばアドレナリンが思い浮かぶが、β-エンドルフィンとは似て非なるもののようだ。 「β-エンドルフィンは苦痛や痛みを『幸福』に変換し、体を守る作用があるのに対して、アドレナリンは苦痛や痛みをバネにし、闘争心を掻き立てるイメージです」