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“無能な働き者”から地方議員に。元自衛隊の38歳が語る、挑戦の道

 衆議院選挙や兵庫県知事選など、注目度の高い選挙が続いた’24年。一方で、投票率が低下の一途を辿り、注目度も低いのが地方議会だ。劣悪議員が人知れず好き放題している現状を現役&元議員に聞いた。

無能でポンコツなのが強み

[ヤバすぎ地方議員]急増の実態

妻(左)とは出会い系アプリで知り合い、2日目にプロポーズ。「人生最大のギャンブルに成功!」と坂本氏

 問題議員が多い一方で、地方議会にはユニークな経歴を持つ新人も多く生まれている。 「僕は子供の頃から、勉強ができない、物覚えも悪い、無能のポンコツでした。そんな僕でも地方議員になれたんです」  そう語るのは、福岡県八女市の現役市議会議員・坂本治郎氏(38歳)。元自衛隊で、海外放浪経験あり。  現在は福岡県八女市の山奥の古民家ゲストハウスを夫婦で経営しながら、お茶農家としても働いている“兼業しまくり議員”だ。