仕事

「リーダーが真っ先にすべきこととは?」数々の企業を再生してきたプロ経営者、メイ氏の流儀

国際競争力に劣る日本。移住者が増加するなか、己の才覚と哲学を武器に成功する外国人経営者たちがいる。日本人の既成概念を飛び越えて活躍する彼らの“日本で成功するための仕事の流儀”に迫った。 今回は、日本コカ・コーラ、タカラトミー、新日本プロレスリングなど有名企業を渡り歩き、成果を上げてきたプロ経営者オランダ出身のハロルド・ジョージ・メイ氏に彼の仕事の流儀を聞いてきた。
外国人経営者に学ぶ[仕事の流儀]

ハロルド・ジョージ・メイ氏「仕事にプライドを持つことが成果に繫がる」

アース製薬、パナソニック社外取締役ほか。ハロルド・ジョージ・メイ氏(オランダ出身)

1963年生まれ。オランダ出身。過去、日本コカ・コーラ、タカラトミー、新日本プロレスリングなどの経営に携わる。現在はアース製薬、パナソニックなどの社外取締役を務める

明るい空気づくりと厳格な成果主義を徹底

日本コカ・コーラ、タカラトミー、新日本プロレスリングなど有名企業を渡り歩き、成果を上げてきたプロ経営者がいる。オランダ出身のハロルド・ジョージ・メイ氏だ。 「オランダは国土の4分の1が低地で、自分たちで干拓して造りました。『世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が造った』という言葉があるように、“イニシアチブ”を持ち、困難にも積極的に挑む国。そんな“進取の精神”が私にも流れています」 新天地となる企業に赴けば、真っ先にやる“流儀”がある。