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DVに詳しい弁護士が解説。夫婦生活の破綻が証明できれば離婚はできる

DVに苦しんでいるのは女性だけではない! 男女の価値観が大きく変容するなか、男性の被害も深刻化している。なぜか? 今回、心身を蝕まれながらも弱音を吐けない男たちの心の叫びに耳を傾けた。

暴力的な妻と離婚する方法

[男のDV被害]の実態自分がDV被害に遭い、離婚を真剣に考え始めた場合、どう動くべきか。DVに詳しい弁護士・堀井亜生氏が語る。 「勘違いしている人が多いので、先に言っておきたいのが、浮気などの証拠がなくても『夫婦生活の破綻』を証明できれば離婚はできます。そのための証拠に日々メモをしている人が多いですがそれでは不十分です。有効なのは録音や罵詈雑言が書かれたLINEのスクリーンショット。特に複数あればDVやハラスメントの常態化が証明できます」 男性のDV被害者の場合、住み慣れているからと避難先や離婚後の住所を妻の住まいの近くにしてトラブルになるケースもある。 「離れるときは生活圏を変えることが重要。また、なかにはどうせ離れてもしつこく追ってくるのでは?と不安がる人もいますが、女性加害者の場合は案外深追いしてきません。物理的に距離を取るというのは想像以上に効果的なんです」

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