【ひろゆきの兵法 第2巻】結婚できない氷河期世代の男女に残された、最後の道とは?
就職氷河期世代は人生後半戦をどう生き抜くべきか? 同世代のひろゆき氏が壮大なテーマに挑む。
第2回目のアドバイスは『氷河期世代の独身は、結婚を目指さずに、事実婚状態を目指せ!』
その真意とは?
’19年の国民生活基礎調査では高齢者世帯の49.5%が単身世帯でした。
この年代はバブル期にお金を稼いでいた世代。そんな世代ですら約半分は同居人がおらず、助けてくれる人がいない状態なのです。
バブル崩壊後に社会人になった氷河期世代であれば、未婚率が高いのでなおさらです。近い将来、赤の他人である介護人に世話になるならまだまし。人手不足の影響で人間ではなくロボットがレトルト食品を配達し、自分で温めて食べるだけみたいな時代になる可能性もあるわけです。
そんな先行き不安からか、「結婚はメリットがない」といわれる昨今でも、ミドルエイジ向けの婚活アプリの人気が高まっているとか。駆け込み的に結婚したい人が増えているようです。
僕も結婚はできるならしたほうがいいと思っています。世界各国で孤独についての研究は進められていて、それによれば孤独を感じている人は寿命が縮むリスクが高い。また、妻を亡くした男性の余命は同年齢の平均に比べて30%も短くなるというデータもあります。
「孤独でも気にならない」と強がる人もいますが、その多くは孤独に強いと思い込んでいるだけです。僕の感覚では、本当に孤独に耐えられる人は100人に1人もいない気がします。学生時代ならまだしも、社会人になると人と接点を持たずに生活はできないので、年金生活にでもならない限り自分の“孤独耐性”を確認するのは難しいのです。だからこそ、あなたが何歳でも結婚ができるならしたほうがいいと思うのですね。
ただ、国立社会保障・人口問題研究所のデータ(’24年)によると、40~50代での初婚率は男性1.64%、女性1.03%。氷河期世代で結婚をしていない人が、いまさら結婚をしようと考えてもほぼ不可能なのが現実です。
そんな八方塞がりの状態で取るべき選択は、「事実婚状態」を目指すことだと思います。より正確には、寄り添ってくれるパートナーをつくる能力を身につけることじゃないかと思うのです。
だからこそ、実際に結婚するのは無理でも、結婚をするための行動を続けることが重要です。というのも、人との出会いを求めてカルチャークラブ的な場や飲み会に参加する行動自体が社交性を高める経験になりますし、会話での話題の豊富さにも繋がるからです。そういった活動をすると、人との接点がつくれるようになるし、もしかしたら寄り添ってくれるパートナーが見つかる可能性もあります。
もちろん、結婚したほうが法的拘束力からパートナーと離れにくい状況にはなります。でも、子どもがいないなら、孤独に耐える力を持つか信頼できるパートナーがいれば、特に結婚にメリットはありません。
そう考えると、氷河期世代で未婚の人に残された道は、結婚をしてもいいと思えるくらい信頼できるパートナーを見つける以外にない。その行動すらしなければ、老後も氷河期状態は避けられないと思うのですよ。
構成/杉原光徳(ミドルマン)
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

ひろゆき

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