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すき家の「ねずみ騒動」は氷山の一角?大手飲食チェーン7社に対策を聞く。すき家運営会社「3か月に一度の調査を1か月に一度へ」

衝撃を与えたすき家のねずみ味噌汁混入騒動。驚異の繁殖力で増殖し続けるねずみは、一度見かけたら根絶するのは至難の業だという。「すき家の騒動は氷山の一角、我々がうかがい知れない飲食店のバックヤードは、ねずみをはじめとする害獣・害虫の温床と化しているに違いない」と不安を持っている読者も少なくないだろう。では、実際に飲食チェーン各社では、どのような対策を施しているのか。実態に迫ってみた。

ねずみ対策の実態は? 飲食チェーンがアンケートに回答!

[飲食店ねずみトラブル]一斉捜査

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 飲食チェーン店を展開する企業は、実際にどんな害獣・害虫対策を行っているのか。今回、SPA! では売上高50億円超えの飲食業界大手企業を中心にアンケートを送付。 Q1「害虫・害獣駆除の業者を入れる頻度は年に何回か?」 Q2「具体的な対策は何か?」  という質問を20社に送り、回答をくれたのは以下の7社。 ・すかいらーくホールディングス(ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉など) ・FOOD & LIFE COMPANIES(スシローなど) ・くら寿司 ・王将フードサービス ・松屋フーズホールディングス ・吉野家ホールディングス ・ゼンショーホールディングス(すき家、なか卯、ジョリーパスタ、はま寿司など) 「年に4~6回、重点店内清掃を実施」(すかいらーくHD)などの回答から、各社がねずみ対策を定期的に行っていることがわかる。  また、すき家などを運営するゼンショーHDは、「3か月に一度の害虫の発生状況の確認検査を、1か月に1度と頻度を上げる予定」と回答。騒動以降、対策を強化していることが見受けられた。  安心してチェーン飯を楽しむためにも、害虫・害獣駆除の実態はもっと世間に発信していくべきだろう。

もっとも長いコメントを返してくれたのはファミレス界の雄