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スポーツカーであおり運転をする若者が「ハーレー乗りの強面おじさん6人組」に怒鳴られ、土下座するまで

 亜熱帯化しつつある日本。暑さ寒さに悩まない期間はどんどん短くなり、行楽シーズンの貴重さは一段と増してきた。  そんな季節にお出かけ気分が高まるのは、不埒な輩どもも例外ではない。東北地方在住、バイカー歴約10年の若林利明さん(仮名・31歳)は、最近“マヌケ”な危険運転手に遭遇したという。
あおり運転

画像はイメージです

スポーツカーに乗った若者があおってくる

「走っていたのは、片側一車線が延々と続くうえにカーブも多く、普段から追い越しはできない峠道。運転しごたえがあるので、バイク好きや車好きから人気のスポットなんです。ただ、頂上にはロープウェイがあり、休日の日中には家族連れも多い。その日は連休中だったため、とても混んでいました。  混み具合にやや後悔しつつ、仕方なく30キロほどの速度で安全第一にゆっくり走っていたところ、後ろから猛スピードで車間距離を詰めてくる車が。  カーブだろうが容赦なくあおってきて、危うく転倒しそうになりました。これ以上、危険行為に巻き込まれたくないと思い、路肩にバイクを停めて先に行かせたんです。するとさらに飛ばして、前を走る別の車のこともあおり始めました」  危険なあおり運転をしてきたのは、スポーツカーに乗った若年男性2人組。 「峠道などでは、スピードを出せることを自らの強さだとでも勘違いしたような、残念なスポーツカーやバイクオーナーがいますよね。彼らもそのたぐいの、運転手の風上にも置けない奴らだったのでしょう。  見渡せた距離はそう長くないはずなのに、対向車がいないと見るや前の車を抜かす動作を繰り返しているのが見えました。混雑以前に、追い越し禁止の道なんですけどね。いつ事故が起きてもおかしくないと、ヒヤヒヤしました」

免許を即刻剥奪したほうがいいレベル

 危険運転やその他マナーの悪いオーナーが多いと、SNSで嫌悪されている車種がいくつかある。  この日若林さんが遭遇したあおり運転手が乗っていたのも、まさに該当する某国産メーカーの某スポーツカーだったとか。 「SNSでは『見かけたら逃げろ!危険車種5選』といった投稿が出回っているじゃないですか。どこまで本当なのやら、風評被害のほうが大きいだろうと思っていたのに、裏付けのような光景を目の当たりにして、一バイカーとしてショックを受けました。  サーキット場で思う存分走るか、公道で法律違反をするにしても、せめて他人に危険や迷惑をかけない人気のない夜中の道でやってくれって話です。  危険運転をよりにもよって、サンデードライバーも多い連休中の昼間の観光地でやるとは。免許を即刻剥奪したほうがいいレベルですよ」
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ハーレー乗りのおじさん6人が怒鳴った結果…
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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