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サッカー日本代表は「0勝11敗2分」のブラジル代表とどう戦うべきか?三笘、板倉、遠藤も欠場、負傷者が続出

 サッカー日本代表が南米の雄と対戦することに胸躍らせるサポーターは少なくないはずだ。10日に大阪でパラグアイ代表と、14日には東京でブラジル代表との親善試合が予定されている。  先月行われた試合では、メキシコ代表にスコアレスの引き分け、アメリカ代表に2失点で敗戦。不甲斐ない姿を見せた日本代表は、同じく本大会出場を決めている強豪相手にどのような戦いを見せてくれるのか。奮起が期待される。
三笘 薫

今回は招集外となった三笘 薫。復活が待たれる

両国ともに“低調な状態”だが…

 4大会ぶり9回目の出場を決めたパラグアイ代表だが、南米予選の成績は6位。出場枠が増えていなければ、予選落ちしており、同国民は胸をなでおろしているところだろう。一方のブラジル代表は次大会で23大会連続での出場を決めたとはいえ、南米予選の結果は8勝6敗4分で5位となっており、これまでどおりであればプレーオフに回っていた順位。薄氷を踏むような突破となった。  世界最速でワールドカップ出場を決めた日本代表と比較すると、両チームとも明らかに低調な状態といえる。その状態でも最悪の結果を免れるのが強豪たる所以で、日本代表も今回の対戦でそういった部分も学び取りたいところだろう。  両者との対戦成績だがパラグアイ代表とは通算5勝2敗4分、ブラジル代表とは0勝11敗2分となっている。パラグアイ代表とは分がいいが、11試合中9試合が日本のホームで行われており、2敗はコパアメリカとワールドカップという主要大会で喫している。ブラジル代表とは数字からもひと目でわかるように圧倒的に分が悪い。いずれの相手も本大会への試金石とするには、この上ない相手といえる。

不安要素は「増え続ける負傷者」

 日本代表の強化試合としては素晴らしい機会に恵まれた。だが、残念ながら日本代表もチーム状況がよろしくない。先述のとおり、先月は1分1敗という結果で、コアなメンバーと当落線上にいるメンバーの実力格差をあらわにした。本大会までに成長を促せることと考えれば、結果的によかったといえることになるかもしれない。ぜひとも、そうなってほしいし、今回の2試合で少しでも成長している姿を見せてほしいところだ。  このように今後への期待の裏返しといえる不安要素はあるが、ただただ不安なだけな要素もある。それは負傷者が増えている点だ。先月に続き町田浩樹(ホッフェンハイム)、冨安健洋(無所属)、伊藤洋輝(バイエルン)、高井幸大(トッテナム)、守田英正(スポルティング)が負傷によって招集を見送られた。谷口彰悟(シント=トロイデン)と田中碧(リーズ)は復帰したが、新たに三笘薫(ブライトン)、板倉滉(アヤックス)、遠藤航(リバプール)が負傷者リスト入りした。
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「前回大会の冨安」のような状況は避けたい
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スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
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