脳汁は出るが体は壊れる…“ドカ食い気絶”の真実「麻薬よりも厄介な存在かもしれません」
やる気や集中力、快感のもととなる脳内物質・ドーパミン。しかし、スマホなど“ジャンクな刺激”に浸かりきった現代人はその本来の効果をムダにしているという。では、正しくドーパミンを活用して、最高の幸福感を得るにはどうすればいいのか? 脳内物質の仕組みを理解し、戦略的に“脳汁”を放出する方法を伝授しよう!
ストレス発散の定番に「ヤケ食い」があるように、食事でも脳汁は出る。近年、大量に炭水化物を一気食いすることで強烈な血糖値スパイクを起こし、意図的に気絶する行為が若者を中心に流行しているのも、そのひとつと言える。
「人間の脳は、生存に必須の栄養素である糖質を摂取するとドーパミンを分泌します。つまり『血糖値の上昇=ドーパミン分泌』と言えますが、話題のドカ食い気絶は、血糖値を乱高下させることで脳汁を出しているんでしょう」
そう話すのは糖尿病専門医の牧田善二氏だ。この作用を最大限に享受できる、“脳汁食”とはいかに。
「脳汁を出すには、とにかく血糖値を急激に上げればいいんです。それでいうと、一番効果的なのが甘いジュース。多量の糖分を摂取すると、糖の吸収を抑えるインスリンが一気に分泌されるので、一時的な低血糖を引き起こします。つまり、さらに糖分を欲しくなるんです。次に、糖質の代表格である米やパン、麺類も糖質が多い。この際、具やおかずがないと糖質がよりダイレクトに吸収されるので、具なしカップ麺なんかは効果的。その次がスイーツですね。果糖が含まれるフルーツも同様。最後に、空腹時の飲食や早食いも血糖値の急上昇に繫がるので、昼過ぎまで寝ていたすきっ腹にこれらを一気食いしたら、脳汁はかなり出るでしょう」
最も手軽に得られる快楽という面では、食事は最高の脳汁放出法と言える。だが、その代償となる肥満は、あらゆる生活習慣病の原因となるのはご存じの通り。
「糖質はどこでも簡単に手に入るため無自覚な人が多いんですが、肥満の人はほとんど糖質依存といってもいいでしょうね。ある意味、誰もが危険と認識している麻薬よりも厄介な存在かもしれません」
話題のドカ食い気絶は効果的?

写真はイメージ
最高で最悪の“脳汁食”とは
最も手軽に得られる快楽という面では、食事は最高の脳汁放出法と言える。だが、その代償となる肥満は、あらゆる生活習慣病の原因となるのはご存じの通り。
「糖質はどこでも簡単に手に入るため無自覚な人が多いんですが、肥満の人はほとんど糖質依存といってもいいでしょうね。ある意味、誰もが危険と認識している麻薬よりも厄介な存在かもしれません」


