更新日:2026年05月08日 19:09
仕事

会社で生き残るのは「有能な人」より「逃げない人」? ひろゆきが語る会社の現実

就職氷河期世代はこれまでの人生においてさまざまな困難を乗り越えてきたわけだが、40-50代になって迎える新たな難問が「会社でどう生き残るか」だ。人生後半も過酷な彼らは、いかに生き抜いていくべきか? 同世代のひろゆき氏が考える。

目先の利益を出すより「逃げない人」という信頼が、組織内での生存率を高める

ひろゆき

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 会社に重宝される人というと、スキルや資格を持つ人を思い浮かべがちですが、実際には別のところで評価されていることも多かったりします。そこそこの規模の会社になると、出世するにはスキルだけではなく、「信頼」とか「信用」が重視されるからです。  会社からすれば、スキルのある人材は外注や業務委託など、お金である程度解決できます。それに、スキルや資格はもともと能力の高い人が持っていたり、短期間の努力でも手に入ったりします。  一方で、信頼は時間をかけてしかつくれません。中途入社の優秀な人でも、社風に合わなければ転職していなくなるリスクは残ります。実際、優秀な中途の人に営業部を任せたら、チームごと引き抜いて他社に行ってしまった、みたいな話もありますし。  だから会社は、わかりやすい能力よりも「やらかさない」というか、責任を持って逃げない信頼感のある人を責任者に配置しがちです。失敗や能力不足は別の人で挽回できますが、責任者が飛ぶと会社の信用問題に関わりますしね。  修羅場みたいな部署に配置されても、「トラブルになっても命を取られるわけじゃないし、頭を下げればいいや」くらいの気分で乗り越えられる人のほうが、周りから見ても一緒に働く安心感があります。  成果を出すことが大事なのは当然ですが、利益は出さなくても、撤退戦に耐え切れる人だって会社には必要。日本社会で出世したいなら、命令から逃げない耐久力が評価される現実があるわけです。  そう聞くと、「それは、これから出世していく若手の話でしょ?」と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ、若手のように最前線でわかりやすい成果を上げるのが難しい状況にいるなら、逃げないこと自体を価値にするほうが、生き残りやすいケースもあるわけです。

西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

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