「何もしないことだって立派なスキル」ひろゆきが考える50代の働き方、実は深い意外な真意
就職氷河期世代はこれまでの人生においてさまざまな困難を乗り越えてきたわけだが、40〜50代になっても「しんどい職場から逃げられない」という現実がある。逃げ道のない状況で消耗しないために、同世代のひろゆき氏が勧めるのは「何もしない」というスキルだ。
「しんどい場面でも逃げない人は組織内で重宝される」
これはわりと世の常です。ただ、会社においては「タフな人」というポジティブ評価だけじゃなく、「いついなくなるかわからない社員より、簡単には辞められない(=逃げられない)社員のほうが扱いやすい」という、打算的な思惑もあったりします。
例えば、昭和の時代には「結婚したりローンで家を買ったりしたほうが出世しやすい」と言われていました。これは、責任感が増すという効果だけでなく、「家庭や借金があると会社を辞めにくくなる」という意味でもあります。
つまり「逃げない人」という信頼感は、裏を返せば「逃げられない人」でもある。組織で「逃げない人」という評価を得るには、実績だけでなく上司に「こいつは逃げられないな」と思われているかどうかにも左右されるわけです。
とはいえ、「こいつは逃げないし頼れる」と思われると、今度は面倒くさい仕事ばかり振られて、さらに逃げたくなりますよね。そもそも人間は「明日やればいい」などと、やらない理由(=逃げ道)を簡単につくってしまう生き物です。夏休みの宿題だって先延ばしにする子がほとんどだけど、提出しなければ怒られるという「逃げられない状況」だから最終的にやるわけで。
それに、氷河期世代の場合は、そもそも逃げ道なんてない人も多いでしょう。今の職場がしんどい環境でも、転職などリスクの大きなチャレンジはしづらいし、なんとか今のポジションを維持するほうが現実的です。
そこで大事になるのが、「何もしない」というスキルを手に入れることだと思います。
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

ひろゆき
「何もしない」というスルーできる力は、意外と貴重なスキル
「うまいこと言わなきゃ」と思うほど消耗する
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
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