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公称2686年の皇室の歴史が終わるかもしれない「皇位継承問題」の本質/倉山満

安定的な皇位継承に向けた与野党協議が約1年ぶりに再開され、高市早苗首相らが「喫緊の課題」として皇室典範改正を急ぐ意向を示した。政府の前向きな姿勢は歓迎されるが、皇室史研究家の倉山満氏は「皇位継承問題」に関する一部の誤解を指摘する(以下、倉山氏による寄稿)。
新年一般参賀で笑顔を見せる秋篠宮皇嗣殿下ご一家

新年一般参賀で笑顔を見せる秋篠宮皇嗣殿下ご一家。秋篠宮殿下は、’20年11月8日「立皇嗣の礼」により皇位継承順位1位となる皇嗣となられたことが内外に示された 写真/産経新聞社

「皇位継承問題」は悠仁殿下の次の世代の話

 高市早苗首相も森英介衆議院議長も、「今国会で皇室典範改正を実現する」と宣言した。大歓迎である。  この話、佳子内親王殿下が22歳の時に始まったが、はや9年。その間、政治が何も決められず、待たせていたことになる。今国会で決めても遅すぎるくらいである。  では、国会で何が話し合われているのか。「皇位継承問題」と言うと誤解があるが、今上天皇の後には秋篠宮家に受け継がれる儀式が行われている。次世代では、悠仁親王殿下が即位されることまでは決まっている。問題とされているのは、悠仁殿下の次の世代の話だ。  皇室は世襲である。お世継ぎづくりがすべてに優先する。  しかし、悠仁殿下にお子さまが生まれる保証など、どこにもない。だから、その未来に備えようという話をしているのである。  一部で勘違いがあるようだが、「悠仁殿下か愛子殿下か」の選択ではない。ここで愛子殿下の名を出すなど、大迷惑だ。アイドルの推し活ではあるまいし。

公称2686年の皇室の歴史はどうなるのか

 悠仁殿下のお妃探し、お世継ぎづくりがうまくいき、そして悠仁殿下のお子さまがご無事に育てば、それで良し。そこまでいって初めて、ご先祖さまから受け継いだ皇室を、未来の子孫に受け継ぐことができる。  しかし、悠仁殿下と未来の皇后陛下にすべてをお任せするのは、あまりにも心もとないし無責任だろう。何より、悠仁殿下のお妃(=未来の皇后陛下)に、女性週刊誌とSNSが猛バッシングをするのは火を見るより明らかだ。そもそも、こんな悪徳マスコミと不良SNSを野放しにしている環境で、お妃になってくれる方が現れるかすら、怪しい。  そもそも、悠仁殿下に何かあれば、神武天皇の伝説以来公称2686年の皇室の歴史はどうなるのか。現に悠仁殿下は、交通事故にも殺人未遂にも遭われている。  そこで悠仁殿下をお支えする皇族がいなければならないと、国会で議論をしている。  具体的にどのような内容、そして皇室典範改正案になるのか、要諦は先週号で解説しておいた。だから今週は、そもそも論を説く。  世の中には「アンケート調査を参考にして次の天皇を決めよう」などと軽佻浮薄な論を説く者がある。では、「天皇とは」「皇室とは」何なのか。そのアンケートに答えた者たちは、わかっているのか。
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「天皇とは何か、三言で言える」
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皇室史家。憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本近世史』が2月28日より発売

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通説を覆す「嘘だらけ」シリーズ日本史編、待望の第三弾。


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