更新日:2026年06月27日 08:15
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公称2686年の皇室の歴史が終わるかもしれない「皇位継承問題」の本質/倉山満

安定的な皇位継承に向けた与野党協議が約1年ぶりに再開され、高市早苗首相らが「喫緊の課題」として皇室典範改正を急ぐ意向を示した。政府の前向きな姿勢は歓迎されるが、皇室史研究家の倉山満氏は「皇位継承問題」に関する一部の誤解を指摘する(以下、倉山氏による寄稿)。
新年一般参賀で笑顔を見せる秋篠宮皇嗣殿下ご一家

新年一般参賀で笑顔を見せる秋篠宮皇嗣殿下ご一家。秋篠宮殿下は、’20年11月8日「立皇嗣の礼」により皇位継承順位1位となる皇嗣となられたことが内外に示された 写真/産経新聞社

「皇位継承問題」は悠仁殿下の次の世代の話

 高市早苗首相も森英介衆議院議長も、「今国会で皇室典範改正を実現する」と宣言した。大歓迎である。  この話、佳子内親王殿下が22歳の時に始まったが、はや9年。その間、政治が何も決められず、待たせていたことになる。今国会で決めても遅すぎるくらいである。  では、国会で何が話し合われているのか。「皇位継承問題」と言うと誤解があるが、今上天皇の後には秋篠宮家に受け継がれる儀式が行われている。次世代では、悠仁親王殿下が即位されることまでは決まっている。問題とされているのは、悠仁殿下の次の世代の話だ。  皇室は世襲である。お世継ぎづくりがすべてに優先する。  しかし、悠仁殿下にお子さまが生まれる保証など、どこにもない。だから、その未来に備えようという話をしているのである。  一部で勘違いがあるようだが、「悠仁殿下か愛子殿下か」の選択ではない。ここで愛子殿下の名を出すなど、大迷惑だ。アイドルの推し活ではあるまいし。

公称2686年の皇室の歴史はどうなるのか


憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。トランプ再来で揺れる世界を見通すための新章を追加したベストセラー『増補版 嘘だらけの日米近現代史』(扶桑社新書)が発売中

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