更新日:2026年07月24日 20:29
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野田佳彦元首相「事実上の白旗」。皇位継承問題は「あと3手詰め」の局面へ/倉山満

 中道改革連合が12日に党見解をまとめ、政府提示の二案のうち旧宮家の男系男子を念頭に置く案を事実上容認した。党派間の立場がほぼ整理され、今国会での皇室典範改正審議が本格化する見通しだ。皇室史研究家の倉山満氏はこの局面を「皇位継承問題は『あと3手詰め』の局面まで来た」と評する(以下、倉山氏による寄稿)。
悠仁殿下

安定的な皇位継承を巡り、中道改革連合が旧宮家男系男子の養子による皇族復帰を事実上容認。各党の見解が出そろい、今国会での皇室典範改正に向けた議論が本格化する 写真/産経新聞社

中道改革連合も旧宮家の男系男子養子案を事実上容認

 遂に野田佳彦元首相が白旗をあげた。5年間も「どうして一般人の男を皇族にしてはならないのだ!」とゴネ続けていたが、遂にそれがかなう見込みはなくなった。野田氏は純粋にそれが皇室の為だと信じていたのだろうが、その背後にいる邪悪な勢力による国体毀損の可能性は、封じ込められた。  さて、一言。 「女系派の諸君、心をこめて言ってやろう。ざまあみろ!」 などと罵ろうかと思ったが、暇がない。終わった人たちを相手にしても仕方がないし。  何の話か。中道改革連合が皇位継承に関する意見を取りまとめた。結論から言うと、野田元首相を筆頭とする女系派は「無条件降伏だけは勘弁してもらった」かのような屈服。あまりの内容に、保守陣営の中には、偽装降伏を疑う声すらあるが、さすがに心配し過ぎ。  中道のとりまとめた意見は、以下の内容である。  第一に「国民の理解を得る」、第二に「皇室の歴史と伝統を尊重する」、第三に「当事者である皇族の方々の思いを踏まえることが重要である」と始める。どれも、当然である。  その上で、「悠仁殿下への皇位継承を揺るがせにしない前提を確認」した。いきなり「愛子天皇論」を全否定である。

意見書の結びは「将来は女性天皇の検討を」


憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。トランプ再来で揺れる世界を見通すための新章を追加したベストセラー『増補版 嘘だらけの日米近現代史』(扶桑社新書)が発売中

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