『まだおじさんじゃない』現代中年 惑いまくり小説【第九章・第二話 若林信二編】「鈍臭い人」/鳥トマト
―[連載小説『まだおじさんじゃない』]―
漫画編集者として働く若林信二。担当コミックのアニメ化が決まり、ライツ事業部の堅山とやりとりを重ねるうちに、自らが人生の“周回遅れ”であると気づく。担当作家・真中との関係は悪化の一途を辿る一方、カウンセラー・唯花との同棲を機に生活を見つめ直すが……
「僕も五十歳になったときに、部長のような力を維持できているだろうか」――。『東京最低最悪最高!』が話題の人気漫画家・鳥トマトが“大人にならなければ”と自らを戒める中年の心の惑いを描く。
