養子により皇籍取得をした先例は「ない」との過ちをいつ改めるのか/倉山満
―[言論ストロングスタイル]―
皇室典範改正の議論が大詰めを迎えるなか、政府の対応をめぐり新たな論点が浮上している。6月12日の衆院内閣委員会では、宮内庁が養子による皇籍取得の「先例はない」と答弁。さらに25日には、衆参両院正副議長が養子の対象を「15歳以上」などに限定する改正要綱を了承した。こうした一連の動きに対し、皇室史研究家の倉山満氏は、歴史認識と法案の細部に看過できない問題点があると指摘する(以下、倉山氏による寄稿)。

5月27日、国賓として来日中のフィリピンのマルコス大統領夫妻を歓迎する宮中晩さん会に出席された悠仁さまと愛子さま 写真/産経新聞社
あとは取りまとめるだけの段階のはずが……
養子により皇籍取得をした先例は「ない」との過ち
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憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。トランプ再来で揺れる世界を見通すための新章を追加したベストセラー『増補版 嘘だらけの日米近現代史』(扶桑社新書)が発売中
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