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金融庁は「長期投資に向いてない」 レバレッジ型投信と毎月分配型投信のカラクリ

世界の投資家から熱い視線を注がれ、株高に沸いている日本。だが、背後では金融商品を巡るトラブルが相次いでいる。警戒すべき金融商品と、そのカラクリを熟知して情報強者となるべし! 今回はレバレッジ型投信と毎月分配型投信について解説していく。 [買うと損する]金融商品

【レバレッジ型投信】 金融庁は「長期投資に向いてない」と警鐘

「’22年前半は“レバナス”の含み損が1200万円を超えて冷や汗をかきました。相場が戻し、今では数百万円のプラスに転じていますが(笑)」 [買うと損する]金融商品こう話すのはサラリーマン投資家の40代・男性。「レバナス」とは、レバレッジ型投信の代名詞。世界的なハイテク系銘柄で構成されるナスダック100指数の2倍の変動率になるよう設計された金融商品だ。大和アセットの「iFreeレバレッジNASDAQ100」に始まり、’21年に楽天投信投資顧問も「楽天レバレッジNASDAQ100」(通称・楽天レバナス)を売り出したことでブームに火がついた。だが、金融のプロたちは、レバレッジ型商品を敬遠している。