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利回り20%超えも!’24年、プロが注目する米国高配当株6銘柄はコレだ

新NISAの影響もあって賑わう市場で注目を集めているのが高配当株だが、海外に目を向けると20%にも達する超絶高配当銘柄があった! その投資法とリスクを徹底解説する。

資産4000万円のサイドFIRE投資家が推す「超高配当銘柄」

マネー(得)捜本部

写真はイメージです

「昨年の配当収入は約400万円でした。株の保有額は4000万円なので、トータルの配当利回りは10%を超えてます」 こう話すのは’22年にセミリタイアして現在、投資と副業で生活しているぴんすけ氏。資産4000万円ながら超高配当銘柄を数多く保有することで、悠々自適な配当生活を送っているという。 「保有資産の90%以上が米国に上場している高配当銘柄。一昨年は配当利回りが100%を超えていたジム・インテグレーテッドを保有していて、この銘柄だけで200万円近い配当収入を得ました。その後、減配を発表して株価が半減したので、キャピタルロスも発生しましたが(苦笑)」 そう話すぴんすけ氏は新NISAの成長投資枠も超高配当銘柄で埋めたという。 「配当利回りが20%を超えるブラジル石油公社(PBR)に、コロンビアのエネルギー企業であるエコペトロール(EC)、英海運大手のトーム(TRMD)などの超高配当や高配当で連続増配している株を買い集めました。新NISAでも外国株の配当収入には外国税課税されてしまいますが、ADR(外国企業などが発行するドル建て有価証券)銘柄の中には外国税がかからないものもあり、おすすめです」

株価が右肩上がりで伸びている好配当銘柄も

実は新NISAにより人気を博しているのが、こうした高配当銘柄。SBI証券の外国株担当シニア・マーケットアナリストの齊木良氏が話す。 「当社はNISA口座の国内株式買い付け金額ランキングを発表しているのですが、1月後半の国内株のトップは配当利回り5%の日本たばこ産業(2914)で、日本電信電話(9432)、三菱UFJFG(8306)と3%近くある好配当銘柄が続きます。安定したリターンを求める投資家の増加などに伴い、株価が右肩上がりで伸びている好配当銘柄も出てきています」 マネー(得)捜本部そのなかで、さらなる高配当を求める投資家が、米国市場に目を向けているという。 「米国はご存じのとおり、株主還元への関心が強く、企業も積極的。P&Gやコカ・コーラなどは60年以上も連続増配を続けています。たばこや通信事業者など安定した収益が見込める企業のなかには5~9%程度の配当を出し続けている銘柄もあります」

投資家2人が注目する高配当株6銘柄はコレだ