更新日:2024年12月16日 15:16
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“中1のテストで鼻っ柱が折られた”高校生が東大推薦生に選ばれた理由「大学教授に直談判して…」

‘16年に導入され話題となった東京大学の推薦入学枠。推薦入学というと一般的には学力以外の才能が重視されるが、東大においては「推薦のほうが難易度が高い」とも言われるほどで、過去にはメディアでも活躍した鈴木光などを輩出。そんな奇才だらけの東大推薦生に、地方の公立校から選出されたとある”秀才”がいる。 物理オリンピック日本代表候補に選ばれ、その実績をもとに東大に推薦入学を果たしたいぶさん(25)は、「基本は学校の授業と教科書。あとは環境がものをいう」と語る。我が子を東大に合格させたい親だけでなく、ビジネスパーソンにも必見の内容だ。

地元・栃木の普通の公立小学校でクラス1位

――幼少期、いぶさんはどんな子どもでしたか? いぶ:両親は共働きで一人っ子だったため、幼少期の遊び相手はもっぱら祖父。囲碁や将棋、麻雀など頭を使うゲームを楽しんでいました。父は高専卒、母は高卒だったこともあってか、特別教育熱心だったわけではなく、習い事は空手だけで、塾に通ったこともありません。
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両親については「特別なことはせず、しっかり愛情をもって育ててもらいました」と語る、いぶさん

小学校は、地元・栃木の普通の公立校。ド田舎で子供が少なく、ひと学年ひとクラスずつしかありませんでした。家業を継ぐことがぼんやりと決められているような同級生が多く、みな勉強に無関心。学校の授業を聞いているだけでクラス一位になれるような環境でした。塾にも通っておらず比較対象が学校しかなかった僕は、自分のことを本気で天才だと思っていました。