暴落の恐怖で、米国株を150万円損切り。銘柄選びがダメだった?プロが診断

突如として起こった“令和のブラックマンデー”で深手を負った個人投資家は多い。そこでマネーのプロ5人が彼らのポートフォリオを総点検し、復活の道を探る!

米国にストップ安なし。損失が膨らみ続ける!?

[暴落した資産]一斉点検 【米国株】損害額:150万円 山下晃平さん(仮名・34歳)/投資歴3年 「米国株にはストップ安がないので、どこまでも落ちていきそうで……。恐怖のあまり、ほとんど全部の株、150万円ほど損切りしました」 8月5日、4000円以上値を下げた東京市場に引っ張られる格好でNYダウも1000ポイント以上暴落したが、山下晃平さんは当時の心境をこう振り返った。米国市場には、日本市場の値幅制限のような仕組みは存在しない。つまり、損失に歯止めが効かないのだ。 「『急落のときは買い』と信じてすぐに買い戻しましたが、下げが止まらなくて……。利確できたのはテスラだけ。今は、安くなって値頃感のある米半導体セクターに集中投資してます」

成長著しい米AI業界。小型株を避ける理由