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腐った食べ物の臭い、汚いトイレ……ネットカフェ難民の心身をむしばむ酷い“住環境”
投稿日:2024年10月10日 11:54
腐った食べ物の臭い、汚いトイレ……ネットカフェ難民の心身をむしばむ酷い“住環境”
週刊SPA!編集部
バックナンバー
―[
[ネカフェ長期難民]の実態
]―
貧困問題の象徴「ネットカフェ難民」という言葉が’07年に生まれ、その後東京都の一斉調査で都内に4000人いることが判明してから6年。現在、問題視されているのが、長期化だ。出口の見えない実態に迫る。
ケガ、病気、悪臭。長期滞在はトラブル山積
ネットカフェ生活が長くなるとさまざまなトラブルに直面する。第一に、健康上の問題だ。休息に適していないのはもちろん、病気やケガを負った場合も困難を伴う。 ネットカフェで断続的に3年間寝泊まりしていたAさん(50代男性)は宿泊して半年後に交通事故に遭い膝に大ケガを負ったが、病院に行くお金がなかったため自身で応急処置を行った。しかし日を追うごとに傷は化膿していき、ブースを越えてフロア中に膿の悪臭が充満。店側から退去を迫られてしまった。 また、設備が劣悪な場合は精神的ストレスも増える。2年半ほど週3回の頻度でネットカフェに寝泊まりしていたBさん(30代女性)が話す。
週刊SPA!編集部
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