花屋の店先に「射撃班」と書かれた謎の中国語が…インバウンドでへんてこ外国語看板が増殖
昨年、「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた“インバウンド”。海外から日本へ来る観光客を指すこの言葉を、今やメディアを通じてだけでなく、日常でも耳にすることが増えた感がある。観光庁が発足した2008年の訪日外国人数は835万人。その後、リーマンショックや東日本大震災の影響で一時低迷もしたが、昨年の訪日外国人数は1973万人に達したという。
しかし、大挙として外国人が訪れたために、困った事態も発生しているというのは『爆買いの正体』(鄭世彬著・飛鳥新社)の構成者を担当したインバウンドウォッチャーの中村正人氏。
「もともと日本人は外国人との会話が苦手。なのに“爆買い”を取り込もうと各店が我流で外国語の案内を増やし、今や中国語や英語による看板や商品表示の誤表記が街に溢れています」
実際に街で外国人に聞いてみると「ニッポン大好き!」という絶賛の声が多い中、「誤った案内で迷子になった」というケースは少なくない。
果たしてどんな「珍案内」があるのか?
まずは英語編。入り口の扉に日本語で『手で開けて下さい』と書かれた下に『Please, open yourself.』と英訳が。
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「これじゃ『あなたの心を開いて』みたいな意味になりマスヨ。正しくは『Please open by hands』とか」(英会話講師・オーストラリア人)
さらに、ニュージーランド人が送ってくれた画像には、『ゴミ捨て場ではありません!!!』と書かれた下の英語は『No! DustBox!!』。
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「『No Dust Box』ならいいけど、これだとむしろ『違う! ゴミ箱!』って逆に主張しているのかと思った」(観光客・NZ人)
さらに、インバウンドの主役、中国人観光客が花屋の前で仰天した注意書きがこれ。『Sorry 射击班』
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「撮影禁止」(正しくは「禁止拍照」など)と言いたかったんだろうけど「射击班」は「射撃班」というスナイパー部隊みたいなな意味に。これはGoogle翻訳の誤訳。
「はちみつりんごの『アンパン』」を宣伝するビラに『蜂蜜苹果 安邦』。音は間違ってないんだけど「安邦」だと「国をよく治める」という意味、まるで共産党のスローガンに!?
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1/26発売の週刊SPA!「ここがへんだよ[日本のインバウンド]」では、こうした誤記看板のほかにも、どっか滑ってる「OMOTENASHI」について外国人観光客&日本在住の外国人の皆様に指摘してもらっている。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
「扉の前でなにか告白しないといけない」!?
「ゴミ箱なの? ゴミ箱じゃないの?」
「買うと撃たれるんかい!」
「なんで日本のパン屋に共産党のスローガンが!?」
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『爆買いの正体』 「断言します、この現象は、まだまだ終わりません!」 |
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