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2012年は「人類滅亡」か「次元上昇」か? 諸説飛びかうスピリチュアル界

ムー

オカルト雑誌『ムー』2012年1月号は当然「2012問題」

スピリチュアル業界、オカルト業界は、いま「2012年問題」で浮足立っている。2012年に人類が滅亡する、いや次元が上昇する「アセンション」が起こる、と議論が闘わされ、その根拠も有名な「マヤ暦」から「太陽フレア」説まで山ほどある。2012年に”何かが起こる”とする説を挙げてみよう。 ◆マヤ暦 メキシコを中心とした古代マヤ文明で使われた暦が、2012年12月22日で終わっていることから、人類が滅亡するという説。一方で、「第5の時代から、第6の時代に入る」ことで、新たな時代の幕開けだとポジティブに捉える説も。マヤ文明は歴史を「周期」で捉えるが、これは古代インドなどもそうで、別に何も起こらない・・・という見方も当然ある。 ◆フォトンベルト突入説 フォトンベルトとは、強力なエネルギーを持つ光子の帯。2012年12月23日に地球がこのフォトンベルトに完全に突入し、その瞬間、高エネルギーによって人類の遺伝子が変化して、別の生物に進化するという説がある。科学的にみてフォトンベルトが存在するかどうかは、議論が分かれているが、例えば国立天文台はHPで「ありません」と断言している。 ◆水瓶座時代説 60年代アメリカ西海岸で起こった「ニューエイジ」ブームは、「水瓶座時代に入る」ことを意味する。2012年前後に、地球の春分点の位置が「うお座」から「水瓶座」に入って、人類がスピリチュアリティ(霊性)に目覚めるという説。「アクエリアス」という歌も流行した。 ◆太陽フレア説
2012

映画『2012』(09年・アメリカ)もそれなりにヒットした

2012年、太陽の黒点が突然活発化して爆発が起こり、巨大なフレア(爆発風のようなもの)が地球を襲うという説。フレアには有害な電磁波が含まれていて、気候変動で生物の大絶滅が起こると恐れおののく一派がいる。 ◆「日月神示」説 「日月神示」とは、昭和19年に大本(教)系の神道家・岡本天明が、神の啓示によって自動書記したとされる文書。何年にどうと具体的には書かれてないが、日本の人口が0.1%になるという「一厘の仕組み」という予言が有名で、なぜかそれが2012年頃に起こるという説がある。 さてあなたは、これらの予言を信じますか? 週刊SPA!12/13発売号の特集「本気で[2012年 人類滅亡/進化]を信じる人々の主張」では、大学教授からカリスマヒーラー、オカルト通芸人「首都神話」メンバーまで、その本気の主張を取材した。 人はいつだって終末論が大好きだし、アセンションもキリスト教や60年代ニューエイジの影響をモロに受けている。まあ、2012年の暮れになれば自然に結果はわかるので、焦らず待つとしよう。 文/週刊SPA!編集部
週刊SPA!12/20号(12/13発売)
表紙の人/宮本笑里

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