日本人の性体験や性意識を探った、大規模な調査「ニッポンのセックス2018年版」が2019年2月19日に発表された。コンドームメーカーの相模ゴム工業株式会社（以下、相模ゴム）が、全国の20代～60代男女14,100名を対象におこなった調査で、前回の2013年版に次いで2回目となる。 　初体験年齢や経験人数など、同調査で気になる項目は数多いが、今回はその中で「浮気率」に注目してみよう。 　有名人の不倫や二股が発覚すると、世間はバッシングを浴びせるが、そんなに清く正しい人ばかりではないようだ。 ============== Q　結婚相手／交際相手以外に、セックスをする相手はいますか？ 　　（男性20-60代平均、結婚・交際相手がいる人対象） ①特定の相手が1人いる＝16.8％ ②複数の相手がいる＝4.3％ ③特定ではないが、その相手以外ともセックスしている＝5.3％ ④いない＝73.5％ =============== 　男性平均では、4人に1人（①②③合計26.5％＝浮気率）が「結婚相手／交際相手以外に、セックスをする相手がいる」、つまり浮気をしている。「複数の相手」は風俗も含まれるかもしれない。 　この浮気率が高い世代は、20代＝29.5％、30代＝30.9％、40代＝30.1％。壮年男子の約3割が浮気をしていることになる。なかなかお盛んである。 　質問が「相手はいますか？」なので、現在浮気中ということだ。もし「相手がいたことがありますか？」という質問で浮気経験率を聞けば、もっと高い割合になるだろう。 　上と同じ質問に対する女性の回答をみると、20-60代平均で浮気率は15.2％。世代別に見ると、最も浮気率が高いのは30代女性＝17.9％だ。男性よりは少なくて安心したが、それでも「自分の彼女・妻が浮気している可能性」はかなりある、という実態がわかった。 　女性の場合は、ほとんどが「特定の1人」と浮気している。 　5年前の調査と比べると、女性はあまり変化がないが、30代・40代男性は浮気率が4～5％アップしている。 　というわけで、他人の不倫・二股を叩けるほど品行方正ではない人がかなりいるということだ。