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「ホメられて伸びるタイプなんで」と言う若手社員の本音は?

驚き じき新入社員がやってきて、職場で素敵なコミュニケーションギャップが発生する季節である。

 なかでも楽しいのが、上司と部下の間における「本音と建前」の応酬だ。

 たとえば上司が部下に仕事を振るときの「時間があるときに頼むね」。

 これは決して額面通りに受け取ってはいけない。その本音は「すぐやれ! 遅くとも今日中にやれ! と言いたいが、ツイッターでパワハラだブラック企業だとつぶかれてもめんどくさいし、下手に出ておこう」というもの。

 また、仕事を振られた部下が「頑張ります!」と答えた時は、「終わるとは限りません、やれるところまで、という条件付き。『やります』とは絶対言わない」というのが本音だ。

週刊SPA!3/13発売号「上司×部下<本音⇔建前>翻訳辞典」では、上記のような実例を多数取材して紹介する。

 取材の過程で出てきたのが、20代の意外な傾向だ。

 例えば20代社員が、「僕、ホメられて伸びるタイプなんで」「えっ、僕がやるんですか?」などと言ったとき。隠された本音があるのでは? と思いきや、これは建前でなく、ほとんど本音そのまんまだというのだ。コーチングの専門家である播磨早苗氏(フレックスコミュニケーション代表)によると、「ここ2~3年の新入社員に顕著なのですが、上下の関係性に不慣れなのです」。一方で、「友達からの排除を極端に恐れて空気を読む」(同氏)世代でもあるので、“本音で話せる”ことを良しとする傾向があるそうだ。

 確かに、若人の“本音信仰”はあるかもしれない。他社の男性社員(15歳下の20代前半)が、変にフレンドリー≒ぶしつけな仕事メールを何度も送ってくるので、しまいにキレて「ビジネスマナー本でも読んで出直してこい」と返したところ、「こんなに本音で接して頂いたのは初めてです。泣きそうになりました」というメールが来て面食らったことがある。大人のスキルである「建前力」も磨きたいものである。 <文/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!3/20号(3/13発売)

表紙の人/川口春奈

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