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実名・顔出しSNS「LinkedIn」の評価は? 中年ほど陥ってしまう罠も

コロナにより、ますます存在感を増し、いまやビジネスでもプライベートでも欠かすことのできない「SNS」。だからこそ、今後は“見る”専門ではなく“発信”することが重要になる。食わず嫌いから脱却し、未来を切り開くSNS活用術とは?

ビジネス最強「LinkedIn」活用法

セルフブランディング術

お笑いコンビ「イワイガワ」の岩井ジョニ男。“ジョニスタグラム”としてInstagramのフォロワー約12万人を数える

 ビジネスもSNSの時代――。そう聞いてFacebookやTwitterを思い浮かべる人も多いと思うが、「世界的にはLinkedInが最大勢力」(産業医・大室正志氏)というように、国内ユーザーはいまだ200万人ながら、世界では7億人のユーザーを抱えるのが「LinkedIn」(リンクトイン)だ。  しかも、「すべてのユーザーに経済的チャンスを」というビジョンを掲げ、ビジネスに特化したSNSでもある。人材領域のプロであり今年から本格的にこのSNSを始めたという松本淳氏は、その実力を次のように評価する。 「実名・顔出しによる信頼性の高さという点でFacebookが日本でビジネスSNSの側面を担ってきましたが、実は海外では『Facebookはプライベート、ビジネスはLinkedInで』と使い分けられています。  また、プロフィール情報を元に、投稿はAIによって拡散されるので、他のSNSにありがちな狭いコミュニティ内での上下関係やマウンティングが存在しにくい。ビジネス特化なので、過激なアカウントが少なく、あまり炎上しないのも利点です」

「実名×オープン」が特徴

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「実名でも閉じた空間であるFacebookは、ある程度リアルな顔見知りじゃないとつながりにくく、コロナ禍では停滞気味」(松本氏)

 いまや仕事の9割がSNS経由という松本氏。松本氏の閲覧履歴では、GAFA、Accenture、Microsoft、IBMなど名だたる企業の社員に投稿を読まれている。では、LinkedInでセルフブランディングするために大切なことは何か? 「“発展途上”であることです。まだ未熟と腰を低くし、プロフィールも『何に関わってきたか?』『何をしたいか?』『どんな人と知り合いたいか?』と、あくまで謙虚に成長意欲を提示し、積極的に人と関わり、つながっていきましょう。  実名・顔出しともなれば、SNSはもはや社会そのもの。『ひたすら宣伝』『上から目線』『他者への批判や持論語り』などは、中年ほど陥ってしまう罠でもありますが、誰もそんな人と仕事したくないので、最も敬遠されます」
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プロフィールでは、「話題にするトピック」などで専門性をアピール。「ひとつでは弱いので、複数語れる分野があると望ましい」(松本氏)

 その上で、まずは他者に貢献することが重要とも。 「積極的にこちらからフォローしたり、投稿に反応するなど、“ギブ”がすべてといっても過言ではありません。まず他者に貢献することで、世界が広がっていく。投稿するときも自分語りではなく、くれぐれも読み手の利益を第一に」  一人の若手営業マンになったつもりで、フレッシュに振る舞うことがポイントだ。
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具体的な企業やどんな役職の人が自分の投稿を閲覧しているかも明示される

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松本氏は著書を構成段階から開示し、アドバイスをもらうという試みも。「普段できない新鮮な経験ができて楽しかった」と盛り上がったという

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