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「note」で稼ぐ。コンテンツの完成度よりも“自分のメモ”を友達に見せる感覚

コロナにより、ますます存在感を増し、いまやビジネスでもプライベートでも欠かすことのできない「SNS」。だからこそ、今後は“見る”専門ではなく“発信”することが重要になる。食わず嫌いから脱却し、未来を切り開くSNS活用術とは?

「Twitter × note」で、業界ナビゲーターになれば、ヘッドハントされることも

セルフブランディング術

お笑いコンビ「イワイガワ」の岩井ジョニ男。“ジョニスタグラム”としてInstagramのフォロワー約12万人を数える

 YouTubeのような動画での配信は、労力がかかるのが難点。そこでいま、テキストベースで手軽にブランディングできるメディアとして注目されているのが、昨年5月に月間アクティブユーザーが6300万を突破した「note」だ。人が集まる場所にビジネスチャンスあり。では、どのようにブランディングをすればいいのか。noteプロデューサーの徳力基彦氏は解説する。 「まず、投稿するコンテンツですが、いま、自分がいる業界の話題が専門性も高くなるのでベストです。例えば私が意識したのは、“業界の水先案内人”というポジションでした。最初はプロフェッショナルとしてよりも、友達や同僚に向けて自分が知ったことを案内するように発信するのがオススメ。  コンテンツの完成度は一度忘れ、自分のメモを友達に見せる感じで構いません。『読んだ本で印象的だった一節』『一日でもっともインパクトのあった業界のニュース』、そして守秘義務や場合によっては公開の許可を取る必要はありますが、『セミナーや勉強会で学んだ内容』など、ポイントを整理して箇条書きにするだけで十分です。  会ってみたい人の本、講演の感想、関連業界の新サービスなど、これらのメモを置いておくだけで、業界の情報を発信する人物として他の人に見つけてもらえる可能性が広がります」

見当違いな自慢話や自分語りに陥るリスクも

 専門的な解説や独自の視点がなくとも、便利な情報があるだけで有益なアカウントとして重宝される。逆に、独自性や同業との差別化を意識しすぎると、見当違いな自慢話や自分語りに陥るリスクもあるという。 「noteは、いわゆるバナー広告が出ないので、競合他社のそれが表示されることもなく、本業の話題が書きやすい面もあるようです。だから、意外と読んでいて発見があるし、仕事につながりやすい。また、『Twitterの呟きをまとめてnoteに投稿』、『noteの投稿を簡素化し、リンクを貼りつつTwitterで紹介』という使い方をすれば、双方の利用者にリーチできるため、プラスのサイクルが生まれやすいんです」
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Twitterだけだとチャンス減
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