ビッグモーター“経営12カ条”は稲盛和夫氏のパクリ。違いはどこに?
中古車販売大手・ビッグモーターの不正の背景には、パワハラ気質の「社訓」があったのは周知の事実。企業がブラックなら社訓もブラック、その逆も然り。ビッグモーターが図らずも証明した格好だ。そこで、社訓からブラック職場の重症度を読み解く術を、実例を交えて紹介する!
ビッグモーターの前時代的すぎる経営指針は、実は、“経営の神様”と呼ばれた京セラの創業者・稲盛和夫氏の経営哲学と酷似していることも大きな話題を呼んでいる。
【稲盛和夫氏の経営12カ条(抜粋)】
①事業の目的、意義を明確にする
②具体的な目標を立てる
③強烈な願望を心に抱く
④経営は強い意志で決まる
⑤燃える闘魂
⑥勇気をもって事に当たる
⑦常に創造的な仕事をする
これがビックモーターの「経営の原点、12カ条」では、次のように書かれている。