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野球のグローブ研究に、偏執的にこだわる、草野球仲間の城戸くん/國友公司

vol.06/ルポライター 國友公司

野球のグローブ研究に、偏執的にこだわる、草野球仲間の城戸くん

僕の野球仲間に、日本のプロ野球界でも投げる人がまずいないナックルスライダー(元西武ライオンズのヒースが投げていたという情報アリ)を使いこなす城戸という男がいる。公園で城戸くんのナックルスライダーを受けたときは正直ピンとこなかったが、本人いわく「1回浮いてから曲がっている」そうだ。 僕は路傍のジョン・レノンに出会った城戸くんは普段、俳優として活動しているが、コロナ禍で著しく仕事が減ってしまった。そのありあまる時間を「壁当て」に費やした結果、ナックルスライダーを習得してしまったというわけだ。 もともと「バカ」が付くほどの凝り性である城戸くんは、星飛雄馬ばりに投げ込みを続ける一方で、「グローブ」にものめり込んでいった。ここ4年で購入したグローブは実に50個以上。一体、いくら使っているのだろうか。
1992年生まれ。栃木県那須の温泉地で育つ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライター活動を始める。 2018年、西成のドヤ街で生活した日々を綴った『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)でデビュー。ライターとして取材地に赴き、その地に長らく身を置く取材スタイルを好む。著書に『ルポ歌舞伎町』、『ルポ路上生活』(KADOKAWA)、『ワイルドサイド漂流記』(文藝春秋)がある。X:@onkunion