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家を売った利益でさらに良い家に引っ越し!資産性重視の「マンションすごろく」 成功のための“3つコツ”とは

今や庶民には手が出しづらいほど高騰した都心新築マンション。しかし、「買えない」と嘆く声を尻目に、目ざとい人は自宅の売却益でもっといいマンションに住み替えるという“錬金術”を駆使している。 一部では「マンションすごろく」と呼ばれているこの手法。資産価値の高まる物件を連続で手に入れることが条件になるが、うまくやれば「自宅の含み益を利益確定→次の住まいの頭金に回す」という方法で、着実に資産形成ができるという。 そこで今回は、マンションインフルエンサーとして知られるマン格氏に「マンションすごろく」を成功させる秘訣を聞いた。

「マンションすごろく」市況も格差が拡大中

マン格氏が最初にマンションを買ったのは2018年のこと。当時の全財産に相当する200万円を頭金にして台東区でマンションを購入した。その後、半年で物件価格が700万円値上がりしたことで「マンションすごろく」に目覚め、売却益を元手により資産価値の高いマンションへ。それ以降も同じような住み替えを繰り返し、4回を経た現在は都心3区内の 1LDKのタワーマンションでアーバンライフを謳歌している。

値上がりするマンションの売却益を用いて、さらに資産性の高い住居へ引っ越していくのが「マンションすごろく」

資産性を重視したマンション選びで成功しているマン格氏は、現在のマンション市況をどう見るのか? 「都内のマンション価格は高止まりが続いています。一方で郊外や地方を見ると、都心ほど価格は上がっていないので、マンションの優劣が鮮明になっていると感じます。 今後の展望として東京の好立地物件はまだまだ上がると予想します。対して同じ23区でも、具体例を挙げるのは忍びないですが、足立区など外縁部の物件が高騰することは考えにくい。明暗を分ける要因は『海外の投資需要が呼び込めるかどうか』にあります。 湾岸エリアや、東京タワー周辺のマンションは、中国人投資家に人気で彼らは『東京タワー』や『レインボーブリッジ』といった、部屋の眺望を実需目的の日本人以上に評価&重要視する傾向があります。将来の23区内のマンション市況は二極化が進み、格差が拡大すると思います。 最近は大手デベロッパーが分譲するマンションのブランド化が顕著で、もはやロレックスやエルメスのように『売っていただくもの』になっています。モデルルームの予約すら激戦でなかなか内覧の予約が取れず、申し込み倍率も10倍を普通に超える状況です」

マンションすごろくで得するための3つコツ

購入6回、売却4回を経験するマンション好き。現在は坪400-500万円台のマンションを主戦場としている。ブログ「東京マンション格付け」も運営中