更新日:2024年06月15日 12:01
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ラブホに直行する客も。渋谷の合法大麻ショップ店主が語る「性愛との相性」

―[合法SEX薬大全]―
昨年、麻薬取締法と大麻取締法の改正案が成立し、今後もさまざまな成分を規制する動きを見せる厚労省。その背景には若者のドラッグ蔓延という実態が存在する。 なぜ若者は薬物にハマるのか。そこには、「性行為との相性がいい」という現状が見え隠れする。 今回、われわれは現在、合法とされる薬物の実態を取材。性行為に使用する若者たちの実態に迫った。 JR渋谷駅から歩くこと、5分。道玄坂の中腹を右に入ってしばらく行ったラブホテル街に店を構える「GRAY」は、そんな「合法SEX薬」を購入できる場所として、一部のユーザーから熱い支持を受けるスポットだ。 「扱っているのは、“完全に合法”な大麻関連のアイテム。吸うタイプのリキッドだったり、グミなどのエディブルだったり、いろいろあります。場所柄、うちで商品を買ってその場で摂取し、ラブホテルへ直行されるお客様もいますよ」 そう語るのは、店主のGRAYさんだ。

「セックスに効果がある」と人気

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渋谷のラブホテル街にあるGRAYの店舗。ド派手なグラフティアートが目を引く

 タトゥーアーティストとして活躍するGRAYさんがこの場所に店舗を開いたのは、昨年の10月だった。 「知り合いづてに、今の物件が空いていることを聞いて決断したかんじです。それまでも、ネット通販でCBDやCBGなど“大麻に似た成分”を含有するリキッドなどを販売していて、2021~22年に流行したHHCをべイプで初めて売ったのも私です。当時は、1mlを9000円くらいで売っていて、一日に100本以上売れて大盛況でした。 うちとしては、合法で安心してお客さんに楽しんでもらいたいので、当局の規制が入ったら即座に販売を中止して、HHCPやTHCHといった商品に切り替えました。いまはCBDの派生品を手掛けていて、特にうちのオリジナルクッキーは『性感が増進してセックスに効果がある』と人気です」
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店舗にて、インタビューに応じるGRAYさん。意外にも、メディア取材は初めてとのことだ

法律は徹底的に守る。「ガサ入れは一度もなし」