更新日:2024年10月30日 13:17

日本の女性が“海外出稼ぎ風俗”に流れるルートとは?逮捕された業者も

「出稼ぎ風俗」と称して海外で売春行為をする日本人女性が増えている。彼女らの多くは観光ビザでの不法就労で、現地で過酷な目に遭う例も多発しているという。その実態を追った。

海外出稼ぎは今が過渡期。逮捕事例で今後は沈静化へ

 ’24年4月に求人サイトでアメリカでの売春を斡旋していた男性4人が逮捕されるなど、規制が厳しくなりつつある海外出稼ぎ風俗。その実情を、スカウトの足立氏が説明する。 「海外出稼ぎの構図は、現地の風俗店と直に契約しているマフィアが、日本のエージェントやスカウトに案件を紹介し、女のコを斡旋する流れです。業態はさまざまですが、海外では基本的にすべて“本番あり”です」
海外で[風俗嬢する日本人]の危ない実態

日本人女性が「海外出稼ぎ風俗」へ向かうまで

 もともと海外出稼ぎは一部のエージェントが、高ランクのAV女優などを派遣するクローズドな世界だった。しかしコロナで潮流が変化する。 「コロナ禍で営業停止の煽りを受けたキャバ嬢がソープに流れたことで、収入が激減したソープ嬢が急増。同様にスカウトも新たなしのぎを見つけようと海外に目をつけ、女性を海外に斡旋するように。  現地のマフィアからしたら、女のコを大量かつ定期的に供給できれば、風俗店と独占契約を結べるメリットもある。いわば各方面の利害関係が一致して、海外出稼ぎは一気に広がりました」(足立氏)