女性の「気があるそぶり」に甘えるな。手を触れれば逮捕も…!弁護士が教える「間違えない男女交渉」Vol.4
不同意性交等罪が新設されて以降、パパ活やギャラ飲みの現場でも変化が起きている。つい軽いノリで女性に触れたり、一夜を共にするのはかなり危険な行為なのだ。
前回は、身に覚えのない性犯罪の容疑者とならないために「女性に誠意を尽くすべし」とお伝えしました。そしてもう一つ、男性諸氏に胸に刻んでおいてもらいたい戒めがあります。それは、「一線をわきまえよ」ということです。
とくに今回は「パパ活」と「ギャラ飲み」についてお話ししましょう。今、異性間で行われるこの2つの「取引」において、不同意性交など性犯罪の嫌疑をかけられる男性が急増しているからです。
パパ活でもギャラ飲みでも、女性の目的はいうまでもなくお金です。そのため、男性に気があるようなそぶりを見せることもあるでしょうが、それも“仕事”の一環なのです。
にもかかわらず、「このコは俺に気がある」などと勘違いし、女性に触れたり抱き寄せたりした男性が、不同意わいせつで被害届を出され、逮捕されてしまうという事例が少なくありません。
さらに危険なのは、食事やお酒では飽き足らず、追加のお手当を渡してさらに密接な関係に及んでしまった場合です。LINEでのやり取りなど、交渉内容が証拠として残っていれば反論もできますが、さもなければ女性の証言ひとつで、不同意性交の加害者として逮捕されてしまうリスクもあります。
慶應義塾大学法学部・同法科大学院を卒業後、加藤・浅川法律事務所代表弁護士。投資被害の救済を専門として数々の詐欺事件の集団訴訟(原告側)を担当。最近ではサッカー選手・伊東純也氏の性加害疑惑で伊東氏側の弁護を担当
気があるそぶりを見せるのは「お金」のため
示談金目当てに虚偽告発をする女性も
慶應義塾大学法学部・同法科大学院を卒業後、加藤・浅川法律事務所代表弁護士。投資被害の救済を専門として数々の詐欺事件の集団訴訟(原告側)を担当。最近ではサッカー選手・伊東純也氏の性加害疑惑で伊東氏側の弁護を担当
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