橘玲氏に聞く、カネに困らない会社の辞め方「“3つの資本”があれば人生は怖くない」

終わりが見えてきた会社員はどのような選択をすべきか。日本の会社員の多くは一つの会社にしがみつき、つらい毎日を耐えている。そんな会社員たちに、日本企業文化に精通する著名人が「カッコイイ辞め方」を伝授する!

カネに困らない会社の辞め方とは

[会社員の終わり方]

写真はイメージ

日本では定年を迎えた会社員の大多数が、待遇が悪いことを知りながら再雇用を選択する。多くのベストセラーを手がけた作家で、社会評論家の橘玲氏は、その理由をこう解き明かした。 「脳は刺激に慣れるので、変化のない日常では幸福度は下がる。だから、終身雇用や年功序列に慣れた日本人は『世界で一番仕事が嫌いで会社を憎んでいる』のでしょう。再雇用で年収が激減しても会社にしがみつくのは、変化を恐れているから。逃れられないストレスに長期間晒されると、『仕事は苦役』だと諦め、苦痛や不幸を運命と受け入れてしまうのかもしれません」