不倫妻に「月2回は僕にもSEXさせてくれ」と妥協案。夫婦の仲は改善したかに見えたが…

人生100年時代の折り返し地点で、人は多くの問題に直面する。親の介護や病気、夫婦仲の冷え込み、子供の問題……。クリアが困難な“無理ゲー”の数々をどう解決すればいいか? 令和の家族メンテナンス法を探った。

「この体位は合わない」

[無理ゲー家族]と生きる

SEXレスと不倫に榊芳雄さん(仮名・51歳)。定期的に家族で出かけていたが、子持ちさまからおひとりさまへ

50代ともなれば、性の不一致も生じがちだ。榊芳雄さん(仮名・51歳)の家庭では、一歳下の奥さんが、職場の後輩との情事にのめり込むことに。 「精力の衰えを感じながらも、月2回ほど妻とSEXしていたんです。ただ、3年ほど前から違和感を覚え始めた。バックのときに挿入に手こずっていたら、『身長差があるから、この体位は合わないよ』と玄人のようなことを言い出した。膣に“ユルさ”を感じたし、口内炎があるからとキスを拒否するようにもなったので、不倫を疑うようになった」

1年近くにも及ぶ調査で不倫の証拠集め

’22年3月、榊さんは妻が使用するクルマにGPS追跡アプリを入れたスマホとボイスレコーダーを忍ばせた。 「位置情報がラブホテルを指していたときは膝から崩れ落ちました。一方で、妻の甘えた声が録音されていて、怒りがふつふつとこみ上げてきた」 その後、榊さんは不倫の現場をシャッターに収めようと、1年近くも“泳がせた”。問い詰めたのは’22年末のこと。

条件つきの夫婦関係改善の行方は…