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妻の異常な金銭管理、1000円以上の商品を買うときは申請制。殺人級の猛暑日も「猫に冷房は無駄」と節電を強行

DVに苦しんでいるのは女性だけではない! 男女の価値観が大きく変容するなか、男性の被害も深刻化している。なぜか? 今回、心身を蝕まれながらも弱音を吐けない男たちの心の叫びに耳を傾けた。

妻の異常な金銭管理が“経済的DV”に

財布の紐は妻が握る。そんな家庭は多いが、新木冬彦さん(仮名・38歳・サービス)は妻の異常な金銭管理で心身ともに追い込まれているという。 公務員の妻(38歳)とはバツイチ同士で再婚5年目。生活費全般を彼が負担する決まりのため普段から自分名義のクレジットカードを渡している。収入は新木さんが月45万円、育児時短中の妻が28万円と、それなりに余裕はありそうだが……。 「会社から帰宅すると、『今日は何を食べた?』から始まって、その日の支出をすべて報告させられる。たまに後輩や部下などと一緒で奢ったりしたら『はぁ? それでアンタにいくら還元されるの?』などと詰問が始まるんです」 また、会社の飲み会や行事は無駄な時間と切り捨てる。 「事前に飲み会の了承を得ていても、それを阻止しようとお昼過ぎから『頭が痛い』『体が重い』など体調不良を訴えるLINEが15分おきぐらいに送られてくるんですよ。それが面倒で参加するのはやめました。妻は友人が少ないうえに無趣味なので、外出もほとんどしない。なので、私に対して『自分だけズルい!』と憤慨するんです」
[男のDV被害]の実態

十円単位のアンケートで小遣いを稼ぐという新木さん

それ以外にも生活費のムダ遣いをなくすために、妻が監視の目を光らせるという。 「1000円以上の商品を買うときには、妻に事前申請をして承認が得られれば購入できる流れ。服は普段着も仕事着もファストファッションのみ。しかも妻が付き添って監査が入るんです。一方で、子供の教育関係には惜しみなく使うので、ローン返済と生活費だと、月50万円以上の支払いで赤字状態。妻に注意すると逆ギレされるので、貯金を取り崩して補てんしてます」

妻がひた隠しにしてきたDV以上にヤバい過去