i☆Ris、アイドル13年目の説得力「みんなからパワーを吸い取って生きてる」
声優・アイドルグループのi☆Risが、4月30日に5年ぶり、5枚目のアルバム「ViVa i☆DOL」を発売。アルバム表題曲「ビバ☆アイドル!」のMVは現在、100万回再生を突破している。
リリースに先駆けて全員インタビューを敢行し、表題曲の歌詞やMVから、13年目を迎えてファンからの応援パワーを感じる瞬間までを聞いた。アイドル活動13年目にして、脚線美が際立つミニスカート衣装で「アイドル万歳!」と歌う彼女たちの心意気を聞いていきたい。
――表題曲「ビバ☆アイドル!」のなかで、それぞれの好きなパートとその理由を教えてください。
茜屋:私は〈脳が処理する前にほら! 叫んじゃうような トキメキあげちゃうぞっ〉っていうパートですね。自分も、いちオタクであるときは頭で考える前に叫んでるなって思うから。この歌詞を見たときに、i☆Risのオタクたちが叫んでるところを想像したらちょっとおもしろくて、ふふって笑っちゃいましたね。
山北:〈後輩も増えて 先輩感?不得手… 貫禄ってなにそれ? まだまだ旬です!〉。これを最年長のリーダー(自分)が歌ってるグループ、マジでいいなって思いますね。レコーディングでも、「ここはさきさまですよね」って感じで歌って、いい雰囲気だったと思います。
「生涯アイドルをしたい」っていう歌詞もあって、ウソはつきたくないというプレッシャーもありながら、2025年4月現在は心からそう思っているということで、楽しく歌いました。
久保田:好きというより、おもしろいと思ったのは、〈オタクもペンラもケチャも輝きすぎ…!〉ってところです。今のオタクってケチャ(ライブ中にアイドルに向かって手やペンライトを祈りをささげるように振る動作)しなくなったよな〜と思って。最近はありがたいことにいろいろな方面からファンが増えたので少なくなったのかな、昔はいろいろあったな、たしかに一種の芸術だったな、と思いました。我々に愛を捧げてくれてるわけだから、たしかに輝いてるかもって思いますね。みんなが輝かしいケチャをしてくれないと、このパートを心から歌えないので、ルールは守りつつ、復活求む。
若井:〈“かわいい”もね キレイになったでしょ?〉っていうパートは、これ、私に振られましたかって感じでしたね(笑)。たしかに、周りからは私がいちばん変わったってよく言われるんです。自分ではあんまりピンとこないけど、このパートを私にくれたってことは、ギャップが出てきたのかなと。デビュー当時から比べると私も大人になれたんやなってうれしくなりました。
そういえばTikTokでi☆Risのライブ映像が流れてきたとき、私のことを「このきれいなお姉さんは誰ですか?」ってコメントがあって。子ども扱いされがちだけど、端から見たらお姉さんに見えとったんやな、と。
芹澤:〈ずっと とんとん拍子じゃなくても あい! アイ! 愛があるからね〉ってところは、語感がよくて頭に残る。なにより、13年目のグループが「愛があるから」って歌ってるのが良いなって思います。なんとなく続いてきた感じもあるけど、そんなことはなくて、ちゃんと愛がある。それを軽く言ってるけど、ちゃんと伝えてるのはすごく良いですね。
――改めて13年ってすごいですよね。i☆Risができた頃に小1だった人が、小中高を卒業するほどの時期で。
一同 たしかに!
芹澤:義務教育を超えて。
久保田:大学1年生になっちゃう。
若井:あと少しで20歳や。
山北:わ〜成人しちゃう。
――(山北さん、いまの成人年齢は18歳です……!)
――表題曲のMV衣装はかわいい雰囲気で、リボンやパールをあしらった美脚が際立つ衣装でした。制作スタッフが「13年目にこの衣装を着てかわいくいられることに意義がある」というお話をしていましたが、みなさんは衣装を着てどんな感想を抱きましたか?
茜屋:MV撮影の前日にフィッティングをしたんです。スタイリストさんが私のインスタを参考に「ひみちゃんにはぜひこれを着てほしい」と準備してくれて。自分は普段、ああいう服を着ることはなかったので、正直、衣装を見た瞬間はこれ行けるかな……? って思ったけど、メイクをして実際に着てみたら、これでがんばってみたいと思って気分が上がりました。
山北:ぱっと見た感じ、私服っぽい衣装だけど、リボンやパールをいっぱい付けてアレンジしてくれたので、すごくかわいい感じ。私はもともとかわいいものが好きなので、この曲のおかげで普段は見ることのない私を見れたので、良かったです。みんなの衣装も見ていたので、どんな感じになるかなと思ってたら、みんな着た瞬間に何万倍もかわいくなっていたので、スタイリストさんってすごいなって思いましたね。
いつも衣装を試着したときに、ここを直してほしいなって部分があるけど、今回はほとんどなくて。メンバーカラーじゃないこともあって、そこも新鮮でした。
若井:身長が小さい割に手足が長めで、衣装選びに苦戦することが多いんです。でも、今回は私の好きそうな衣装をかき集めてくれて、似合う形にしてくれました。いままで水色を着ることはなかったけど、絶対にうまく着こなせるからって感じで選んでくれて。アームウォーマーとか私の好きが集まった感じでした。でもみんなと並んでみたら、ほかのメンバーが長袖のなか、私だけノースリーブでちょっと恥ずかしかったです(笑)
久保田:私もスタイリストさんから「これを着てほしい」と持ってきてもらった衣装を見て、絶対に違うと思ったんですよ。足が出てる、自分が絶対に選ばないような洋服だったので、絶対に似合わないと思った。でも着てみたら、意外といけるかもと思って。
どうせこの衣装を着るなら、ぶりぶりのかわいい感じにしたいと思って、衣装と髪にもリボンを散りばめてもらいました。自分にとってもすごく新鮮な感じになったと思います。
芹澤:私は事前に画像を送ってもらったときから、絶対に私に似合うなって自信がありました。実際に着てみたら、やっぱり似合ってました(笑)。ただ、スカートの丈が短くて、あれを着てライブでお客さんの前に立つのはちょっとドキドキしますね。

声優アイドルユニット「i☆Ris」。写真左から、若井友希、芹澤優、茜屋日海夏、山北早紀、久保田未夢
MV100万回再生の表題曲で久保田未夢が復活してほしいもの

山北早紀

芹澤優
ファンの前でこの衣装を着るのはドキドキしちゃう

茜屋日海夏

久保田未夢
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