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「中学受験がすべてじゃない」最もコスパが良いのは“高校受験で公立→GMARCH”の理由

子どもの進路について考えたとき、中学受験は多くの子持ち家庭にとって人生の大きな節目だ。しかし、激化の一途を辿る受験戦争に翻弄されるほどに、「本当にこの道がベストなのか?」と悩む親も増えている。一方で見逃されがちな高校受験はどうか。費用対効果と有名大学への進学率、そして何より重要な、子どもの成長にとってのベストな選択の観点で見ていく。

中学受験はもはやレッドオーシャン!?

[意外と知らない]勝ち中年の新常識

トップ層でも、都立日比谷高校は81人の東大合格者を出す快進撃を見せ、都立進学校の躍進を牽引

’24年の中学受験者数は史上2番目の多さとなる5万2400人。受験率は過去最高の18.12%と競争は熾烈だ。 我が子を少しでもいい大学に入れたいと願う親の気持ちは切実だ。その切符を摑む機会をなるべく早くから与えようと中受に挑ませる家庭が増える一方で、中受の情報戦とかさむ教育費に疲弊する事例が多く生まれているのも現実。 「中受はもはやレッドオーシャン。この戦いに参加するのが必ずしも正解とは限らない」そう力説するのは、“戦略的高校受験”指導で人気の塾講師・東田高志氏である。

最もコスパがいいのは「公立→GMARCH」

「学歴的に十分な勝ち組と言えるGMARCHですが、中学から通塾させ、高校受験からの参入で十分間に合う生徒もたくさんいます。このルートは穴場でもあり、中受にはないメリットもあります。そのことに気づいていない親が多いのは、実にもったいない」