プロが教える「庶民が狙うべき物件」。長い目で見ると中古でも戸建てよりマンションが良いワケ
日々、目まぐるしいスピードで変化する世の中。かつての常識は刻々と変化し、子供の受験から住宅選び、夫婦関係の在り方に至るまで新しいスタンダードが生まれているのだ。令和の時代を生き抜くための“最適解”とは何か。勝ち組中年たちが密かに取り入れている新常識を徹底取材した!
タワマンに限らず都心の物件の価格高騰は相変わらず。郊外のタワマンも住みにくいとなれば、一般庶民はどんな物件を狙えばいいのか。住宅ジャーナリストの榊淳司氏は次のように教えてくれた。
「老後の生活利便性や子供への負担など、長い目で見ると中古でも戸建てよりマンション。東京なら、やや郊外でもできるだけ23区内にこだわるべきだと思います。買値から下がる可能性が高いとはいえ、売却益は必ずあるので」
なかでもイチオシは北区。
「北区には、浦和より安い物件がたくさんあります。かつて工場だった土地に大型マンションが建てられたので、物件数が多く過当競争。売主と価格交渉しやすいのが特徴です。赤羽は山手線の東西どちら側にも出やすく、暮らしやすい。赤羽駅前は近年人気が急上昇しているので高騰していますが、南北線で隣駅の赤羽岩淵はまだ安い。駅前に何もないので、赤羽の喧騒が噓のように静かな環境です」
狙い目は中古でも戸建てよりマンション
![[意外と知らない]勝ち中年の新常識](/wp-content/uploads/2025/06/3512f17fe02062e5c1364b7b4208ae6c-550x367.jpg)
狙い目のエリアとして榊氏が挙げる赤羽界隈の空撮写真。赤羽岩淵辺りには、お宝物件が眠っているかも!?