仕事

「防犯講習はコント。刺股は何の役にも立たない」警察や自衛隊の特殊部隊が教えを乞う男・田村忠嗣が憂う“日本の現状”

使命は一つ「日本を強く」

闇バイトによる強盗事件の発生など平和という概念が失われつつある現代社会において、我々日本人も一人一人が戦闘技術を身につけておかなければならない。「日本全体を強くする」という思いから、会社を創業した田村装備開発代表・田村忠嗣氏の経歴は面白い。現役の特殊部隊員も教えを乞う――この男、何者か?
エッジな人々

田村忠嗣

 官公庁のみならず一般向けに装備品や護身具を開発・販売し、戦闘トレーニングを行うのが田村装備開発だ。驚くことに、同社の講習には警察や自衛隊の特殊部隊の現役隊員が集い、戦技を学ぶほど、その信頼度の高さは折り紙付き。実は、社長の田村忠嗣氏は埼玉県警のテロ対策特殊部隊の出身。あまたの任務をこなし「戦闘技術」を極めた彼は、平和ボケした現代ニッポンに何を思うのか?

警察や自衛隊だけ強くても、日本を守りきることはできない

──まずは田村装備開発を立ち上げた理由を教えてください。 田村:創業時からウチの理念は、「日本全体を強くする」ことです。主業務は特殊作戦技能の提供で、今までに延べ1万人以上の警察官、自衛官など、その道のプロに専門的なスキルを提供してきました。ですが警察と自衛隊だけ強くしても、日本を守りきれない。個々の日本人が強くならないといけないんです。敗戦後、日本では戦うことがあたかも悪であるかのように植えつけられてきましたが、世界では自分の身は自分で守るのが大前提。強盗が入っても、強くなっていれば自分たちである程度対処できる。日本人一人一人が強くなれば、国家も強くなります。 ──一般向けに’22年に開発した護身具「守護臣」は、クラウドファンディングで目標額300万円を募ると、開始5時間で1000万円を突破して4500万円を調達。再販を望む声に応えた今年は、7500万円を集めるほどの人気ぶりでした。