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トー横キッズと東大生が一緒に「勉強会」をするワケとは?慶應大を目指す“厚底ローファー”の17歳も

 学校や家庭で居場所を失い、夜な夜な繁華街をさまようトー横キッズ。未成年飲酒やオーバードーズといった行為を繰り返し、身を滅ぼす者も少なくない一方で、まだ“再生の道”は残されていた! 彼らを救う手段とは――?

東大に界隈民集合!

密着! トー横キッズ[再生の道]

トー横キッズたちは、東大のキャンパスに興味津々。勉強会だが、時折ゲームなどを挟み、ゆるく楽しく進行

「xとyって何なの? マジで意味わかんねぇ、教えて!」  くっきりアイラインの地雷メイクを施した中学生が、数学のドリルを指さして現役東大生に質問する。  日曜の昼、新宿・歌舞伎町を居場所とするトー横キッズがこの日いたのは、東大駒場キャンパス。夜の繁華街で見せる姿とは違った一面だ。  トー横キッズと東大生……異色の組み合わせの勉強会は、通称“お勉強界隈”と呼ばれ、約1年前から毎月開催されている。  厚底のローファーを履いたミナさん(仮名・17歳)は、都内の全日制高校に通う3年生、大学進学を目指す受験生だ。 「東大生は学校の先生よりわかりやすい! 毎日LINEでわからないところを教えてもらって、世界史45点だったのが73点に上がったんです」  彼女がトー横に来たのは、勉強の挫折が大きく関係している。偏差値は悪くなかったが、第一志望の高校受験に失敗、コンプレックスを感じた。 「中学のとき、勉強も友達ともうまくいかなくて、メンタルを崩してしまいました。何も手につかない時期が続いたけど、“お勉強界隈”のおかげでまた机に向かえるようになり、興味のある分野も見つかったんです。教育格差の問題に取り組みたくて、推薦で慶應大を目指しています。友達もできて、ここが本当の居場所になったので、以前より歌舞伎町には行かなくなりました」

“独自の楽しみ方”で参加する15歳も