中1の娘を“あえて”トー横に送った母の胸中「あの場所があったからこそ、笑えるようになった」
―[密着! トー横キッズ[再生の道]]―
学校や家庭で居場所を失い、夜な夜な繁華街をさまようトー横キッズ。未成年飲酒やオーバードーズといった行為を繰り返し、身を滅ぼす者も少なくない一方で、まだ“再生の道”は残されていた! 彼らを救う手段とは――?
トー横に理解のある親子が激白! 娘を“あえて”送った母の3年間
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初めの頃は、送り届けたあとも物陰からしばらく様子を窺っていたという
自分の気持ちを話せるようになって、卒業できた
転機が訪れたのは、中学2年の冬。トー横で付き合っていた彼氏と別れたことをきっかけに、通う頻度が次第に減っていった。
その頃、かつて彼女をいじめていたクラスメイトから突然の謝罪があり、和解。中学3年への進級と同時に、学校への復帰を果たした。
「トー横に来る前は、ずっと偽りの自分で生きてた。でも、ここで“素”の自分を出せるようになって、“嫌なことは嫌”って言えるようになった。たぶん、トー横でちゃんと“自分の気持ち”を話せたからだと思います。私は家に帰れば家族がいて、ちゃんと迎えてくれた。だからこそ卒業できたけど、そうじゃないコもたくさんいる。“自分を見てくれる人”がいるトー横から抜けられないのは、仕方ないと思います」
自身の若い頃と重ね、酒やたばこについても完全否定はせず、対話を重ねる方針にした。
「門限は守ってくれてましたね。泊まりたいと言われたときは未成年だと周りに迷惑がかかると説明して断りましたけど、代わりに家に友達を泊めるのはOKにしたり、誕生日だけ特別に許可しました」
母は今もトー横を否定しない。
「娘がちゃんと戻ってこられたのは、あの場所で出会った人たちのおかげです。もし、また“行きたい”って言われても、私は“いいよ”って答えると思います」
トー横は、一部の子どもにとっては、“唯一素の自分を出せる場所”でもあった。
取材・文・撮影/週刊SPA!編集部
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