更新日:2025年09月22日 16:25
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次から次へとこだわりのおかずが飛び出す…『鶏ごぼう御飯の小箱bento』はまるで魔法のよう<人生最後に食べたい弁当は?>/久住昌之

『孤独のグルメ』原作者で、弁当大好きな久住昌之が「人生最後に食べたい弁当」を追い求めるグルメエッセイ。今回『孤独のファイナル弁当』として取り上げるのは新宿駅構内で購入した『鶏ごぼう御飯の小箱bento』。スリムな箱に彩り豊かなおかずが詰め込まれた弁当を、特急あずさの車内で食べてみることに。果たして、お味はいかに?
孤独のファイナル弁当「鶏ごぼう御飯の小箱bento」

見えない部分まで気配りの小箱弁当「鶏ごぼう御飯の小箱bento」

孤独のファイナル弁当 vol.04 「鶏ごぼう御飯の小箱bento」

 特急あずさ乗車前に、新宿駅構内で買った弁当。車内で食べ終わってすぐさまパソコンを出してこれを書いている。 「鶏ごぼう御飯の小箱bento」。ちと弁当名が長くねえか? 「小箱」いるのか? アルファベットで「bento」というのも、若者意識しすぎでめんどくせえな。「鶏ごぼう弁当」でよかろう。いや、文句の多い老人になるのはやめよう。嫌われ者になる。  小箱に小文句を言ったが、正直この弁当のコンパクトさは、ボクが購入に踏み切った一要因だ。箱がスリムでごはんが少なめなのはいい。目的地で何か食べるかもしれないので、これで腹いっぱいにしたくない。というケチな下心に好都合な量だ。  まず開けて割り箸で鶏ごぼうごはんをひと口食べた。お、まだ温かい。そして、うまい。ごぼう、いい。味付けもやや甘めなれど、濃くなくて好ましい。うんうん♪

1958年、東京都出身。漫画家・音楽家。代表作に『孤独のグルメ』(作画・谷口ジロー)、『花のズボラ飯』(作画・水沢悦子)など。Xアカウント:@qusumi