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友人や家族が「排外主義」に染まった人々の苦悩…右傾化した妻に暴言を吐かれた外国人夫も

 ’25年7月に行われた参議院議員選挙では、自民党・公明党が過半数割れで敗北。なかでも「日本人ファースト」を標榜、多くの有権者の“違和感”に火をつけた参政党が躍進した。同党に共鳴し、政治への“目覚め”を語り出した人々の素顔に迫る。

友人・家族が排外主義に染まった人々の苦悩とは?

急増![右派2.0]の肖像

青木さんは友人の豹変に心を痛めたのをきっかけに、右派政党の集会でプロテスト(抗議活動)も行っている

 右派的な言説に触れる機会が増える中、強い言葉に共鳴した結果、排外主義や陰謀論に傾倒してしまう人が身近な友人や家族の中から現れ、戸惑う人も少なくない。  青木邦彦さん(仮名・26歳)もその一人で、高校時代からの友人がここ1年で急激に“変わってしまった”と語る。 「日を追うごとに攻撃的になり、『外国人は出ていけ』『LGBTは気持ち悪い』と平然と言うようになりました」  青木さんは耐えかねて、ある日、自身のSNSで海外出張で触れた多文化社会の実情や、日本に広がる排外的な空気への危機感を綴った。するとすぐに、攻撃的な投稿が友人から返ってきた。 「名指しこそありませんでしたが、投稿のタイミングや内容を見ると、完全にこっちを意識してるんです」  直接対話をすると関係は壊れるかもしれないが、「僕が落ち込んでいたときに励ましてくれたし、家族思いで優しい一面も知ってる。だから見捨てられない」と話す。 「もし話し合うなら作戦を立てて、事実とデータを準備して臨むつもりです。左派がやるような頭ごなしの人格否定やレイシスト呼ばわりではなく、具体的な言動の問題点を冷静に指摘する。それが僕にできる唯一のことだから」

右傾化した日本人妻に暴言を吐かれた外国人夫