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「子どもがいるのに席代わってくれないんですか?」優先席ではないのに…呆然としていると母親が起こした“まさかの行動”

 移動に欠かせない交通手段のひとつである電車。しかし、通勤や通学の時間帯は混雑するため、殺伐とした雰囲気がある。車内では譲り合いの精神を持って、お互い気持ちよく過ごしたいものだ。
電車

※写真はイメージです。以下同

 今回は、電車内で“言葉にならない理不尽さ”に直面した2人のエピソードを紹介する。

子どもの靴が当たってもスマホを見つめたままの母親

 佐藤美帆さん(仮名・20代)は、通勤電車で理不尽な出来事に遭遇した。電車は混雑していたが、立っている人がチラホラいる程度。比較的穏やかな雰囲気だったという。 「ドア横の端に座っていました。次の駅で親子連れが乗ってきて、会話から『テーマパークに向かうのかな』と思いました」  子どもは二人。母親は一人の手を引き、もう一人を佐藤さんの隣に座らせた。座った子どもは、靴を履いたまま足をぶらぶらと動かしていたそうだ。 「最初は仕方ないと思っていたんです。でも、何度も私の足にコツコツと当たっていました。それでも、母親はスマホを触ったままだったんです」  佐藤さんの服の裾に泥がついても、母親は無反応だったのだとか。

“席を譲らない人”と決めつけられた

 注意もしなければ、子どもを制する素振りもない母親に対して佐藤さんは、「せめて一言あればいいのに」と思いながら、黙って耐えていたという。  やがて電車がテーマパークのある駅に到着。そこで、母親が突然“あり得ない言葉”を浴びせた。 「小さい子どもがいるのに、席代わってくれないんですか? 見えていますよね?」  あまりにも唐突な言葉に、佐藤さんは何も返せなかったそうだ。 「優先席でもないですし、子どもはもう座っていました。どう言っていいのかわからなくて……」  母親は子どもの手を引き、無表情のまま電車を降りる。するとその瞬間、靴の甲に強い衝撃が走った。 「踏まれた、とすぐにわかりました。偶然ではなかったと思います」  電車内に残された佐藤さんは、ただ呆然と座席に残った。 「怒りというより、胸の奥が“ざらつく”感じでした。“席を譲らない人”と決めつけられたうえに、最後に靴を踏まれるなんて思ってもいませんでした」  通勤の朝のほんの数分の出来事だったが、その理不尽さはいつまでも心に残ったという。
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「どうぞ」と席を譲ったのに…
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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