更新日:2026年03月27日 19:24
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アメリカ対外政策の第ゼロ・中南米。ベネズエラ情勢と高市政権が直面する国内課題/倉山満

 2026年を迎え、世界は再び覇権国アメリカを軸に激動の様相を呈している。米中対立、ウクライナ紛争の行方、中東・中南米での軍事的緊張――これらが日本の安全保障と経済に直結する今、我が国が進むべき道筋とは(以下、憲政史研究家・倉山満氏による寄稿 ※2025年12月24日時点の原稿です)。
高市早苗氏とトランプ米大統領

’25年10月25日、トランプ大統領との初めての電話会談で「日本はインド太平洋地域における米国の不可決なパートナー」と伝えた高市首相。果たして…… 写真/産経新聞社

世界中が固唾をのむアメリカの一挙手一投足

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。  今年も新年恒例、「今年の世界と日本の展望について」書く。  まず世界の覇権国家はアメリカ。世界中がドナルド・トランプ大統領の一挙手一投足に固唾をのみ、右も左も「トランプは何をしでかすかわからない」とボヤく。しかし、これほど行動原理がわかりやすい政治家も珍しい。なぜなら、「宣言したことをやる」だからだ。  トランプの優先順位の第一は、中国。さすがにいかなる左派でも、今のアメリカで「中国に抜かれてもいい」などとは言えない。アメリカの対外政策の最優先事項は、「中国の台頭を抑えつける」である。

優先順位第二は「ウクライナ」


皇室史家。憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本近世史』が2月28日より発売

噓だらけの日本近世史 噓だらけの日本近世史

通説を覆す「嘘だらけ」シリーズ日本史編、待望の第三弾。