更新日:2026年05月08日 17:31
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棚橋弘至、プロレスラー引退後に髪を切った理由。写真をSNSに投稿したら…日本と海外で大違い

新日本プロレスの人気プロレスラーにして「100年に一人の逸材」と言わしめ、プロレスラーを引退したばかりの第11代社長(’23年12月就任)棚橋弘至が、日々の激務のなかでひらめいたビジネス哲学を綴っていく。今回は「ロングヘア」について。棚橋社長はいったいどんな結論に至ったのか。(以下、棚橋弘至氏の寄稿)

vol.61 過去を断ち切り、新たなステージに進む決意表明の「断髪」

 引退試合を終え、翌週は丸々1週間お休みをいただきました。こんなにも長い休みはプロレスラーになって初。しかし、「いざ休み!」となっても大学生の子供2人はそれぞれ予定があり、嫁さんも「どっか行ってくれば」と温度差がある。今までなら「毎日トレーニングしよ!」と気持ちを切り替えられましたが、引退したばっかりですからね。「1月はトレーニングしない」と決めていました。
トップロープより愛をこめて

棚橋弘至 ©新日本プロレス

 現役生活26年間は、食事自体がトレーニングみたいなもので、何を何グラム食べたら、カロリーはこれくらい、タンパク質は何グラム、と瞬時に計算してしまう煩わしい機能が備わってしまっていて……。一回、棚橋を再起動、もしくはアップデートしようと考えました。そこでまず思いついたのは「髪を切ること」。  昔、ファンの頃に見ていたプロレスラーは、不思議と後ろ髪だけが長くて。僕もプロレスラーになったら「後ろ髪を伸ばそう」といつしか思うように(間違った解釈)。20年くらいマイナーチェンジしながらロングヘアを維持していたのですが、引退で後ろ髪が必要なくなったんですね。これはもう切るしかないと。  いつの間にかロングヘア自体が好きになっていたので、未練はありませんでしたが、ちょっとだけ寂しさはありました。行動に何かしら意味を見いだしたい癖がある僕は、「髪を切る意味」を調べました。「心のリフレッシュ」「気分転換」「厄払い」「新たな決意表明」などなど。それと、古くから「髪には邪気が宿る」とされていて、傷んだ髪を切ることで、悪い気を払い、運気を上げるとも考えられているそう。昔、失恋したら髪を切るみたいな風習がありましたが、「悪い縁を断ち切る」象徴的な行為だったんですね。今回、僕の断髪は「過去を断ち切り、新たなステージに進む決意表明」であったわけです。

1976年生まれ。新日本プロレスの第11代社長(’23年12月就任)。’26年1月4日を以て現役を引退。キャッチコピーは「100年に一人の逸材」