新幹線で自分の指定席に「見知らぬ外国人」が。注意しても無視、車掌が来て判明した“まさかの事実”
新幹線でもしも自分の指定席に他人が座っていたら、誰でも困惑するだろう。勇気を出して「間違ってませんか?」などと声をかけたとして、なぜか相手が強気に出てきたら……。今回は、そんな理不尽なエピソードを紹介しよう。
これは小林英人さん(仮名)が昨年の秋、東京から京都に向かう新幹線で体験した出来事である。
小林さんと友人が指定席に向かうと、すでにその席には見知らぬ3人組の観光客が陣取っていたという。中年の男性と若い女性が2人。男性は青いジャケットを着て、女性たちは派手なマフラーを身に着けていた。外国人観光客だと思われる。
「彼らは荷物を膝の上に積み上げ、笑い声を上げながら楽しそうに談笑していました」
小林さんはチケットを取り出し、丁寧に英語で「すみません、ここ私の席なんですが」と声をかけた。
しかし男性の反応は冷たかった。チケットをちらりと見ただけで、肩をすくめ中国語で「問題ない」ということを言っている。
小林さんの友人がスマホで調べた簡単な中国語で「指定席なんだから、移動してもらわないと困るよ」と、説明を試みたが、相手は無表情のまま動こうとしない。そこで小林さんは車掌を呼ぶことにした。
車掌が彼らにチケットの提示を求めると、事態は急展開した。男性がしぶしぶ財布を取り出し、“自由席の切符しか持っていない”ことが判明したのだ。車掌が「自由席へ移動するか、指定席に座る場合は差額を支払ってください」と言う。
その瞬間、周囲の乗客の視線が一斉に集まり、車内に気まずい空気が広がった。男性は顔をしかめ、女性たちも眉間にしわを寄せた。
結局、彼らは差額を支払い、別の車両の指定席へ移動した。去り際、男性は小声で文句をつぶやき、女性の一人は俯いて口をつぐんだ。「移動する際の足取りは重く、彼らの顔には明らかに苛立ちをふくんでいた」と小林さんは振り返る。
小林さんの友人は、ため息混じりに「ルールは守らないとね」と言った。窓の外に流れる風景を眺めながら、小林さんはようやく安堵することができたという。
自分たちの席を占領する中国人観光客

※写真はイメージです(moonrise – stock.adobe.com)
「指定席なんだから、移動してもらわないと」
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